第37章 アイズの気持ち
ケイト「差別されなかった時、私はとっても嬉しかった。
とってもとっても大好きだって、想いに拍車がかかった!^^」ぽろり←嬉し涙
アイズ「!!」
ケイト「だから…頑張れた。守る為に、一緒に生きる為に。
限界を超えて、新たな高みへと辿り着けた。
ブランシェを…取り戻すことが出来た」
アイズ「…」
ケイト「それは、皆のお陰だよ」微笑
アイズ「………
でも…どうしたらいいか…わからない。
どうなるのかも…わからないのに」
ケイト「…確かに…誰かに打ち明けて受け入れてもらおうとするのは、甘えかもしれない。
でも…だからこそ辿り着ける強さもあると思う。
私みたいにさ…(くす)
きっと…そうでなかったら、あれだけの強さを発揮できなかったはずだから……
だから…私は、アイズの意思を尊重したい。
信じて打ち明けてくれたこと自体、とっても嬉しかった。
私からは皆に言わない。だから…アイズが決めて?
アイズは…どうしたい?」
アイズ「………打ち明けたい」ぽつり(小声)
ケイト「ん…わかった」
アイズ「でも…ケイトみたいに受け容れてくれるとは限らない」俯&ずううん←拒絶する未来を思い浮かべて沈み込み中
ケイト「馬鹿」
こつん←右手チョップを脳天へ叩き込む
アイズ「!!?」右手で脳天を押さえ&ケイトを見やる
ケイト「…フィン達のこと、忘れんなよ」
アイズ「!…あ」
ケイト「フィンもリヴェリアもガレスもロキも、ちゃんと知ってるんだろ?
その上で…受け入れてくれたんだろう?」
アイズ「……うん」こく
ケイト「皆もそうだ。
素性が明かされても受け入れてくれた。愛してくれた。大切にしてくれた。
大丈夫だよ…皆、優しい。
絶対に受け入れてくれる。差別なんてしない。
私が保証する^^//」
アイズ「……」
ケイト「たとえ拒絶されたとしても、私は何度でも言うよ。
大好きだって^^//」左手を差し伸ばす
アイズ(嘘がない…
だからなのかな…こんなに、心に強く響くのは…)ぎゅっ
自身の服の胸元を握り締めながら…アイズは前を向いた。
前に居るケイトの双眸へ。