第37章 アイズの気持ち
ロキ「何やアイズたんフレイヤみたいに好きだしたな。
まあ時間の問題やとは思うとったけど」
ケイト「結婚したいって話されてたしね」←1157~1159ページ参照
ロキ「んじゃ後で神室にステイタス更新に来てなー」
ケイト「はーい」
そうして互いに手を振り合って別れた後
脱衣所に残ったのが私達だけで誰も来ないことを確認してから、私はアイズへ話を切り出した。
両親の件を、皆にも打ち明けるよう促すことにしたのだ。←999ページ参照
アイズ「…え?」
ケイト「私だって打ち明けるとかそういうのなしに明かされていった時、怖かった。
また、ああいう眼を向けられるんじゃ…また、差別されるんじゃって怯えてた。
けれど…実際は違った。どういう眼を向けてこられるか、不安だった。
でも…そんなこと、気にする必要なんてなかったんだ。
ありのままの自分と向かい合ってくれた、受け入れてくれた!
それが…とっても嬉しかった^^(涙目)
だから…そんなに深く考え込む必要なんて無いんだ。
そりゃ差別してくる人はいるかもしれない。
でも…ここにいる人達は違う。
第一にさ、それだったら私は既に差別されてるさ!
だって考えてもみ?
先祖がゼウスだろ?父親が龍神様だろ!?
龍神様は神の因子を受け継がないようにやってるけど、それはそれでまた別だ。
精霊を宿しただけであんなにめっためたにされてたから」
アイズ「…うん」俯
ケイト「結局はさ…自分の心がどうしたいかなんだ」
アイズ「…心が……どうしたいか?」
ケイト「頷)うん。
私はさ、結局打ち明けた。パルゥムの王族のことも。
なし崩しだったけどね^^;(ぽりぽり)←頬を指で掻く
でも…後悔はしてないよ」
アイズ「でも…弱く、なっちゃう」俯
ケイト「それはない」きっぱり
アイズ「!え?」顔を上げる&瞠目
髪を乾かし終えた後、未だ椅子の上に両膝を抱え込んで俯いたまま話していたアイズが…
ようやく顔を上げて、私を見た。