第37章 アイズの気持ち
ケイト「本当の意味で…」
アイズ「うん…今なら、自信を持って言える。
だから…ケイトも、ちゃんと見て。
過去にばかり目を向けないで…曇らせないで、ちゃんと今を見て。
私は…私のこの想いは、いつだって変わらないから。
ケイトが大好きだから…ちゃんと、見て」
ケイト「……」俯
ケイトは黙ったまま俯くばかりで…私はそっと両肩から手を離した。
ケイト「…わかった…←顔を上げてアイズを真剣な表情で見つめる
過去の常識に当てはめようと、引きずるのは…もうやめるよ。
でも…それでも、フラッシュバックは避けられないと思う。
絶対に起こらないことなんて…確実なことなんてないから。
だから…たまに過去のことを思い出した時になりかけると思うけど、その時は
アイズ「大丈夫。何度でも言う」こくこく
ケイト「……何で…」
アイズ「?」
ケイト「…何で…そんなに、よくしてくれるの?」おず←不安そうな眼
アイズ「…私の、お父さんによく似てるから」
ケイト「え!?;
あの英雄の!?;」ごにょごにょ←最後のみ小声
アイズ「…うん(頷&微笑)
私を、幸せにしてくれた人…
ケイトも同じで…白い炎へ導いてくれた、私の『初めての英雄』」
ケイト「!
英雄…に、なれてたの?」
アイズ「うん//(頷&微笑)
だから…何度でも言うよ。
大好きだって…何度でも伝えたいから^^//」にっこり
ケイト「!//(ドキッ)
?//(な、なんだこれ//」ドキドキ&動揺←胸に手を当てる
アイズ「…私は…ケイト以外とは結婚しないから」
ケイト「はい!!?//;何でそうなるの!!?;」あわあわ
アイズ「…ケイト以外じゃ、意味がない。
私の…初めての人だから//」微笑←愛しいものへ見つめる眼差しをケイトへ向けて笑いかけている
ケイト「何の!?;初めてって何の!?;」
アイズ「ケイトが…初めてだったから//
キスも、人生を共に歩みたいと思えたのも…全部が//」ドキドキ
ケイト「!//
じゃ、じゃあ…私が結婚を受け入れなかったら」
アイズ「生涯独身!」キラン
ケイト「目の色変わってる!?;
しかもこの目は本気の目だ!;」
アイズ「本気!
これだけは絶対譲れない!!決定事項!!」キラーン!
ケイト「えええええ!!??;」
やっと伝えられた…
そう私は満足気に笑みを浮かべた。