第36章 *帰還まで
ベッドの上で共に膝をついて向き直った時…脱ぐ前に尋ねられた。
ケイト「あの…さ…もしも、太ってる人が好きだとか、そういう人に欲情するみたいに罵倒されたらどうする?」
フィン「!…驚いたね。まさかそんなことを気にするなんて」
ケイト「だって…そう言われたら、やだなあって…」ごにょごにょ
フィン「いいかい?(ガシッ!)←ケイトの両肩を両手で掴み双眸を覗き込む
たとえどんな外見に変わろうが、僕は君を愛している。
何より、君が好きだというこの気持ちは変わりようがない^^//
痩せていようが太っていようが関係ない。
君だから惚れた。そこに違いはないよ^^//(くすり)
それに、君のこれはストレス太りだろう?(なで)←右手で頬を撫でる
これまでの間、常にそういったストレスに晒され続けていたんだ。
きっと環境が逆だったとしたら、僕でもそうなっていただろう」微笑
ケイト「…え?フィンが…私と同じように……想像つかないや;」ぐるぐる←ショートしてきた
フィン「そもそも常人では狂うか自殺するかの二択だ。
それでもなお仕返しをしない君の精神に、『勇気』に感服した。それも心から。
知れてよかったと、そう思ったよ。
あんな目に遭い続けてもなお、傷付けまいと護り抜く姿勢は…実に立派だった。
気に入っただけはある、なんて…そう、思ってしまった。
そうして気付けば、どんどん気になっていって…君のことばかり考えるようになっていた。
それから…街からの使者と相対しただけで、見ただけで取り乱して叫び、泣きじゃくる君を見て…重なったんだ。
両親を失って、泣きじゃくる僕と…ただ、見ていられなくなった。
護りたいという思いが強まって、それでもなお当たらない君が…好きで堪らなくなった。
大好きだという言葉が、口をついて出てくるぐらいにね……
だから…外見なんて気にしなくていい。人並みに気にするだけでいい。
どんな見た目に変わったとしても、ケイトはケイトだ。
僕の世界一大好きな、43年という人生の中で唯一愛した人だ。
だから…胸を張って言って欲しい言葉がある。
僕の妻だと、堂々と言ってくれ。
それも、自信を持ってね^^//(なでなで)
できるかな?」
ケイト「……うん////」ぼしゅー&こく
フィン「くす)助かるよ」なでなで