第36章 *帰還まで
二人きりの部屋…それは木を彫って作られた、異空間の家だった。
外見はまるで木の中にいるようで、『以前にケイトが寝かされていた大きな草が折り重なった場所(1194ページ参照)』のように魔力が多く溜まっていた。
その木自体は大木で樹幅8m,樹高15m,枝張り15mはあって、樹齢はちょうど5万年に至った所だそうだ。
精霊王の誕生日がちょうど明日らしく、前夜祭ということで集まっていたそうだ。
そう言えば今年で5238歳と言っていたね…←1041ページ参照
『そんな時に…;』とも思ったが、祝いに来てくれたという形で招き入れたかったという精霊王の意図というより願いもあったわけで…僕達が来た瞬間に、非常に喜んでくれていた。
という前置きは置いといて…
精霊王から、家具はベッドのみという部屋を与えられて…二人きりになって……
勿論耐えられるわけがない!//
フィン「っ~~~~~!!!///」
ケイト「どしたの?フィン」きょとん
フィン「もう無理だ//限界だっ!//」むらむら
ケイト「あ!そう言えば言ってたね!!
身を預けてね//」
フィン「ああ…無論、そのつもりだが…その…したことはあるn
ケイト「あると思う?」じろ←じと目で睨む
フィン「…済まない。些末なことを聞いてしまったようだ^^;
経験がないに等しいと知っているというのに」
ケイト「私だって初めてなんだから…というか、いつも…私のそれは、やってくれてるじゃん//」
フィン「!//そ、それは経験がないなりに…その…頑張って、だね//」
ケイト「大丈夫…頑張るから。どうすれば気持ちいいか教えてね//
初めての、頑張るから//」
フィン「…あ…ああ//わ、わかった//わかったから…その…////」もじもじ
ケイト「?」訝し気
フィン「…くれぐれも、君の両親と姉の墓の前で、そういう話は控えておくれよ?///」
ケイト「だ、誰がそんなことっ><////」ぼんっ!
フィン「僕の両親の墓の前で言った君が言うのかい?//」←1255ページ参照
ケイト「あ…//」
フィン「まあ…僕の両親ならさほど気にはしないだろうけど」
ケイト「そ…そうだと、嬉しいね//(もじもじ)
その…今晩、よろしく///お願い、します///」ぺこり
フィン「ああ//…わかっている////」目を伏せる