第36章 *帰還まで
フィン「恐らく…僕の父親は天からこの光景を見て、笑っているだろうね」
ケイト「え?何で?」
フィン「…いや…男の性というのをまざまざと見せつけられる光景だからさ。はあああ」肩落とし
ケイト「何でしょげてんの?;」
フィン「どうしてこう…体は正直なんだ;」ずうううん←右手で頭抱え
ケイト「???;」
両親の墓の前で沈んで俯く僕とは裏腹に、ケイトは意味がまだ解ってないからか?を浮かべるばかりで…
後に股間の膨らみを見て察してくれたようだが…察して欲しくはなかった;
僕のHPはゴリゴリと削られていくばかりだった。
ケイト「そ、その…私、頑張ろうか?」汗
フィン「いや、しなくていい。
そうでなくては妊婦の君を襲わないと治まらないようにならなそうで…それが怖いんだ。
非常に魅力的なお誘いではあるのだけれど、ね…」
ケイト「その…出産を終えた後に、それまで溜まった分やろうね?
頑張るから!」
フィン「ああ…感謝の念に堪えないよ」しみじみ
ぎゅぅ~
ぽんぽんっ
肩を抱いて一度強く抱き締めてから頭を軽く叩くように撫でてから、犬にするように優しく撫でた。
フィン「異性として意識しているせいか…//どうにもね//」ごにょごにょ
ケイト「……それだったら私は何故…フィンを見て赤らんで興奮してくるのだろう//」ぽっ
フィン「それこそが欲情というものだ^^//;
ないものだと思っていたが…自覚がなかっただけだったのか…//」ぼそ
呟いた次の瞬間に襲ってくるのは嬉しさで、にやつきが収まらなかった。
ケイト「むっ…//
今夜は抱き締めて離さないからね//(ふいっ)
引っ付いて発散させよう!」
フィン「くす)それは一夜のお誘いと捉えていいのかな?」
ケイト「勿論!私がフィンのそれを払うのに付き合う」
フィン「!?…え?//;」汗←いつになく驚愕に満ちた顔
ケイト「私が、フィンのそれをするから…その…//
こっちのは、よろしく//」俯
フィン「……あ、ああ…弱ったな…//
逆に欲情しそうだ^^//;」
ケイト「これで発散できなきゃ逆にどうやって発散させるのさ//;」
フィン「そうだね…妊婦となった場合、うん…そうしてみる、べきなのかな?//;」
未開の経験に近いその提案に、別の意味でドキドキするばかりだったのは言うまでもない…