第36章 *帰還まで
フィン「もう少し落ち着きを持ってもらえると…
ケイト「だいだいだいだいだいだいだあいだいだいだいだいだいだいだだいだいだあいじょうぶ」
フィン「うん、説得力が欠片もないからね?;
まあ…嬉しいことは嬉しいし、それに変わりはないんだけど^^;」
ケイト「けど!?;嫌いになった!?;」ずいっ!
嬉しさの余り胸元に飛び付いたまま叫び聞いてくるケイトに、僕は笑った。
フィン「そんなわけないだろう?
懇意に想っている女性からの言葉だ。嬉しくも思う//
もっと好きになるぐらいにね^^//
だからこそ、ちゃんと紹介したい。わかってもらえるかな?」
ケイト「勿論!!
ちょっと待ってね。落ち着くからね?
落ち着くまでもうちょっとだけ待って。もうちょっとだけ言わせて。
好き好き好き好き好き好き好き×∞」
フィン「じゃあ…落ち着くその時まで気長に待っていようかな//」くすり←心底嬉しそうに笑みを浮かべながら再び頭を撫でる
ようやく落ち着きを取り戻したのは…今から50分後だ。
ケイト「もっと好きになった…//」ぼそ
フィン「そう言ってもらえると、こちらとしても有り難いかな。
僕自身、君のことが大好きで仕方ないからね//
言ってて照れ臭いが、言わないと伝わらないんだろう?」苦笑
ケイト「はい!!!もちろん!!」キラキラ←とっても嬉しそう
フィン「うん。ふふっ^^//
こんな一時が楽しく思える日が来るとは…昔の僕では想像もつかなかったろうね^^」くすくす
ケイト「好き好き好き好き好き//」すりすり
フィン「もう少し落ち着きを持って欲しいかな…
(まあ…僕自身、好きで仕方ない相手に求められるせいか…人に強くは言えそうもない。
昂ぶってしまっている。治まれ;頼むから治まってくれ;気付かれる前に早く;(たらたら)
どうしてこうも、初恋の女性に欲情してしまうのだろう…;
本能だということはわかってる。わかってはいるんだが…;
男というのはこう…どうして…欲情してしまうのだろうか…//;」
自分の身体が示す変化に、僕はやれやれと溜息を零すばかりだった…
ケイトに気付かれていないことがせめてもの救いだ。←擦り寄るのと温もりを堪能することに、すっかり夢中になっている