第35章 成長
結果…全力で隠蔽することに決めた。
ケイト「あー、食事が美味しいなー!!」
精霊王『ほれ見ろ。気に食わないと言わんがばかりに棒読みじゃ』
ケイト「あ、このフカヒレ美味しい!//」もぐもぐ
フィン「今度は喜んでいるね」
そう机に向かって食事を笑顔で楽しんでいるケイトを見やった後、僕達は再び机から見て横にあたる絨毯の上に立ったまま向き直って話を戻した。
精霊王『まあ何にせよ、裏表もなく無邪気じゃ。
そこの所、理解あるだろうから変に勘違いせんじゃろうが…頼むぞ?』
フィン「ああ。任せておいてくれ」
精霊王『死んだすぐ後に死ぬのではなく、死んでから5分経った後で死ぬようにしておる。
心肺停止させんようにさえしておれば死んだ扱いにはならん。蘇生させるのに時間がかかりそうな場合はそうしておけ』
フィン「わかったよ。重ね重ねありがとう」
精霊王『新婚旅行を終えた後、いずれ皆を精霊王の森へ招待しよう』
フィン「その日を楽しみに待っているよ」微笑
ケイト「んにゅ(もぐもぐ)
ごくっ(ごっくん!)
ごちそうさまでした!」ぱんっ!←合掌
そう言うが早いか席を立ち、精霊王へと歩み寄った。
ケイト「じっちゃん、魔力をくれてありがとう(微笑&お辞儀)
アルとディ、大飯ぐらいなんだよね^^;
いくら外の魔力を取り込んで回復しても追い付かないんだ;」苦笑
精霊王『それも仕方なかろう。
龍の因子持ちとクリエイト持ちなんじゃからの』
ケイト「次の子供は何持ちになるんだろう?」
フィン「それは流石に気が早くないかい?^^;」
ケイト「ただの素朴な疑問だよ」
精霊王『ふむ。
いずれにせよ、ロキ・ファミリア全員がLv.8になる日も遠くはない。旅行から帰ってくる頃には皆Lv.8じゃろうな。
それでは、またの』
ケイト「うん!またね」微笑
そう笑いながら手を振るケイトに軽く精霊王は手を振った後、いつものように瞬間移動で消えていった。
それから僕は食事をする為に机の前にある椅子に座って食べ始め、チェックアウトの為に荷物の準備と清掃をするケイトへ今日の予定を言い聞かせた。