第35章 成長
ケイト「私にとっても、フィンは初めての『光』だよ」
フィン「!!///
ケイト…//」
左隣で手を重ね、唇を寄せようとした瞬間…彼女から問いかけられた。
ケイト「所で奇特って何?変わった人?」
がくっ!!
フィン「力が抜けた…;)
違う。この場合の奇特は特に立派であることを表わす」苦笑
ケイト「へえ…そうなんだ」
フィン「ケイト…もっと縋っていい。支えてもらうことを申し訳ないと思うな」
ケイト「…いいの?」
フィン「ああ…護ると、言っただろう?
大丈夫だと、虚勢を張らなくていい。
張って…相手の時間を取らないようにしようなどと思わないでおくれ」
ケイト「え!?なんで
フィン「それぐらい見てたらわかる」
ケイト「見透かされてる…ってことは!
寝てる間に寝顔を凝視しまくってたのも?キスしまくってたことも?ペロペロなめまくって安心してたことも!?」
フィン「済まない。流石に最後のだけは知らなかった^^;」
ケイト「やった!予測に打ち勝ったぞー!」拳掲げ
フィン「主旨が変わってることには?;」
ケイト「あっ!;」はっ!
フィン「ぷっ…はっはっはっ!^^」
ケイト「ガーン!)い、いや!これはちょっとね!?;」あせあせ
フィン「大丈夫だ。
はっきり言って…君と出会えたことは、僕の誇りだ。
後悔なんてしない。後悔など、一切感じていない。
だから…押し潰されそうな時は、僕に縋れ。
感情の嵐がやむまで何度でも縋れ。
防波堤になる。それ以上の愛を注ぎ込む。何度でも…何度でもだ。
だから…いいようにやられるな!」
ケイト「…うん!」こっくり&真剣
眉間にシワを寄せながら懸命に頷くそれは、小さな小さな子犬が懸命に威嚇してるそれに見えて…
フィン「ぶふっ!//」ツボに入って反対側を向き吹き出した
ケイト「え?なに?」きょとん
フィン「な…何も…」ぷるぷる震
ケイト「え!?だからなに!?;絶対何かあったでしょ!?;なにかないと笑えないでしょ!?」
フィン「いや…なんでも、ないんだ//
(威嚇が下手な子犬が懸命に威嚇してる//(わなわな))
最後の最後でこんな罠が待ち受けているとは//」
ケイト「え!?どこかに罠があった!?;」きょろきょろ
フィン「最高b」ぐっ
ケイト「何が!?;」
こうして楽しい初日の晩は終わった。