第35章 成長
~拳骨風景~
ケイト「記念に大岩召喚して中央に叩き込んで、立ち入った記念に!!」
フィン「ダメだ!!;」
必死に殴ってでも止めたのは言うまでもない。
その後、レストランにて――
ぴょぉんっ!!←ソファーへダイブ
フィン「!!!?」がしっ!←両腰を両手で掴む
ぴたっ!
フィン「飛び込んだら駄目だ!」
ケイト「え?ふわふわしてるから飛び込むしかないでしょ?
ふわふわもふもふ大好き^^//」にっこり
フィン「済まないが、これは店のものだからやらない方がいい」
ケイト「なんで?」
フィン「それで壊したらどうするつもりなんだい?」
ケイト「…あ!弁償しないと;」
フィン「ああ。だから、とりあえず…家に帰ってからやろうか」
ケイト「うん!わかった!」
スパゲッティ大盛、サラダセット付きを頼み、二人で分けた。
フィン(お手拭きを真剣な顔で…一体何を?)
ケイト「よし!やった!」
フィン「?何をやったのかな?」じっ←覗き込む
ケイト「ふっふーん!(えっへん)←胸を張る
汚れている方を中にしてね、綺麗な面を外になるよう折り畳んで、それで袋の中に入れたんだあ^^
これで片付ける人は嫌な思いしなくて済むよね♪(にこにこ)
汚いものって見るのも触れるのもやだもんね。
ねえ見て。ちゃんとできたよ^^//」←とっても嬉しそう
その時、僕の頭にある光景がよぎった。
「ねえねえ見て見て。
うまくできたよ、見て見てお父さんお母さんー」
フィン「ぶふぅーっ!」
あるイメージと重なった目の前の光景に、僕は吹き出した。
ケイト「?どうしたの?フィン」眉顰め
ぷるぷる
ケイト「ねえってばフィンー?」
ぷるぷる
ケイト「滅茶苦茶笑ってるじゃん!;
何で笑うの!;」
フィン「いや…笑、って、なんかはっ」ぷるぷる
ケイト「笑ってるじゃん!耳真っ赤になるまで爆笑してるじゃん!」
フィン「いや…何も、おかしいことはっ」ぶふっ
ケイト「爆笑してるじゃん!声殺して笑ってるだけじゃんかあ!何で笑ってるのかぐらい教えてよ!
ねえってば!フィンんんんんん!;」ゆさゆさ
フィン「もう好き過ぎて気が変になりそうだ//」わなわな
ケイト「どこらへんが!?;
一体今のどこを好きになったの?!;」
込み上げる愛しさのあまり、僕は笑いが止められずケイトを抱き締めていた。