第35章 成長
ケイト「ぶつ?」
ぽとっ
『…(血!!?)!!!!??・・;』愕然
ケイト「ち?ち?ちち、ちち、ちちっちちちちちちちちちちちちちちち」がくがくぶるぶる
フィン「お、落ち着け!落ち着いて!」
ケイト「おち!おち!おち!オチイッ!!?
オチを!オチを探そう!!」
フィン「そっちじゃない!まずは落ち着いて対処を!」
ケイト「た、大将おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
フィン「そっちじゃない!まずは、まずはっ!」真っ青
ぽとっ
『…?』
フィン「ああ…なんだ。掌の傷から出た血か…」ほっ
確かによくよく見れば底の方には棘があった。
それを見て安心したのか、フィンは肩を下ろしながら安堵の息を零した。
ケイト「ど、ど、どっどど、どど、どうしよう、どうしよう、どうしたらいい?・・;」半泣がくがくぶるぶる
フィン「落ち着け。まずは落ち着いて下ろすんだ!」
ケイト「お腹の中の子を!?この人殺しぃー!!」
フィン「違う!大岩だ!」
ケイト「大岩!?お腹の中の子は大岩じゃないぞ!」
フィン「そっちじゃない!手を下ろすんだ!;」
ケイト「手を下ろす!?何言ってんだよ!頭に直撃しちゃうよ!大岩が!」
フィン「僕が支えるから!」
ケイト「支え?支えて何をするの?!;」
フィン「だから下ろして」
ケイト「やっぱり!!やっぱり!アルとディッグが!アルとディッグがああああああ!!」
フィン「違う!!;大岩を下ろすんだ!下に落とすんだ!」
ケイト「お腹の子も落ちるんだあああああ!」大混乱
フィン「だから落ち着け!!;」
その混乱は…10分間に渡って続いたという……
そしてそれは…過去を映す水晶にまで映っていた。
リヴェリア「ふっ…ふふふっ」ぷるぷる
ガレス「?どうした?」
リヴェリア「いや…フィンからすれば大変なのだろうが…見ているこちらとしては滑稽で滑稽で」ぷるぷる
ガレス「…ふっ…確かに、これは面白いの」にやにや
アイズ「何があったの!?」ばんっ!←少し離れていたが声だけは聞こえて駆け付けた人