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Unlimited【ダンまち】

第35章 成長





5月24日(冒険者61日目)

精霊王の森で暮らしていた頃、朝10時頃に変化は訪れた。


ギルドから怪しい動きがあったこと、そしてオラリオとは別の地方だったこと…

それと共に、怪しい動きを取る輩を捕まえることを任じられた。



水を溜め込まれていた場所、そこを拠点としているようだ。



フィン『注意を引く方法は君に任せる。もうできるだろう?』

ラウル「で、でも…俺はっ」

フィン『ラキアとの戦争の時の手腕、僕がいない時に代わりを果たしたと聞いている』
ラウル「それは…たまたまうまくいっただけで」

フィン『たまたまは二度続かない。
君はよく頑張った。そして周りも応えた。

そろそろ自信を持ってもいい頃だ』

ラウル「え?」

フィン『君はもう…とっくに立派な『冒険者』だよ、ラウル』

ラウル「!…っ(ぶわっ)

な…何言ってんすか。こんな時に」ごしっ

フィン『君だからできる役割もあるはずだ。頼んだよ』

ツーツーツー

切れたことを知らせる音が響く。


ラウル「ホント…何で、こんな時に言うんすか。

泣くな(ごし)
今泣くんじゃない!(ごしごし)

泣くのは…全部終わった後っす!!」だっ!!

そうして…作戦は通信機を通して伝搬される。


主犯、水を自在に操る男性がアイズと対峙していた。

そんな時、ラウルがフライドポテト片手に命乞い。


「はっはっはっ!
ロキ・ファミリアにそんな奴がいるとはな…

お前は一番最後に殺してやるよ!」肩を組む

ラウル「ありがとうございます^^;」

アイズが黙って睨んでいるが、ラウルは動かないで下さいよと冷や汗交じりに見返す。



そんな矢先…ケイトが空中に現れ、一瞬で斬りかかり周囲の水が立ち上る。

が、その斬ったはずの対象は…その身体が斬られた瞬間に水に代わっていた。


ちらっ←ケイトがラウルへと目を向ける
こくっ←ラウルが頷く

ラウル(クリエイト・テレポート)

その次の瞬間、その水しぶきと共にラウルは通信機で予め伝えられていた手筈通り、瞬間移動でその場から消えた。


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