第34章 休日と仕事
その日の夜、僕はケイトとアミッドの決死の表情でのやり取りを見守っており…
その状況が数分ほど続いた後…ようやくアミッドは解放されたようで、おめでとうございますと言った後で去っていった。
ケイト「アミッド!ありがとおお!(手を振って見送る)
よっしゃあ!
クリエイトで何度も何度も受けてようやく、ようやくだ!!
鑑定会得したどおおおおお!!!」拳掲
フィン「おめでとう^^」
ケイト「よぉし!!となればやることは一つ!!」キラーン!
フィン「一体何をする気なんだい?」
ケイト「決まってる!!!
リヴェリアの年齢見るぞおおおおお!!!!」
リヴェリア「・・」ギラリ
ごぉん!!!!!!!!
リヴェリアの全力の一撃、それも脳天への一撃にケイトは気絶。
夜からオラリオへ向けて帰還し、ケイトもまた馬車内のベッドに寝かしていた。
5月20日(冒険者57日目)
AM0:00、馬車内…
ケイト「はっ!)誕生日おめでとう!!フィン!」がばっ!!
フィン「ああ、ありがとう^^//
でももう遅いから寝よう」
ケイト「うん…わか……
フィン「ん?」
ケイト「かくっ)ぐーーーーーーー」
フィン「ふふっ^^//」くすくす
気持ちよさそうに寝息を立てるケイトに、そっと頭を撫でた。
アミッドによると、「風邪は過労によって弱っていたことでかかったものだろう」とのことだ。
そうして黄昏の館へと辿り着き、ベッドに運んで共に寝てから5時間後…
再び、43歳の誕生日を祝われた。
ケイト「誕生日おめでとう!!」
フィン「うん。で…?」
ケイト「…え?;」
フィン「^^」にこにこ
ケイト「…………」
フィン「^^」にこにこ
ケイト「何も言わないの!?;催促じゃないの!?;)
えっと…ちょっと待って」あせあせ
フィン「うん^^」にっこり
ケイト「なんかとっても期待されてる!!;
どうしよう、編み物の方は…)!!!!!!!!!!!???????;」
フィン「何かあったのかい?」首傾
ケイト「っ…ぁ…;(わなわな&涙目)
風邪の合間に何とか編んでたんだけど…間に合わなかったああああああ!!;」頭抱え慟哭
フィン「今から編めばいいよ」くす
泣き崩れるケイトに僕は笑みを浮かべながら頭を撫でた。
この時間が…幸せで仕方がなかった。