第34章 休日と仕事
フィン「でも勘違いしないで欲しい。
ケイトは…その野望云々以前の問題だ。
心が惚れて、身もまた引き寄せられていた。
ヒューマンだと思っている内でも止められないほどにね。
ハーフ・パルゥムじゃ意味はない。
だと言うのに…身も、心も、彼女をとらえて離さなかった。
彼女以外考えられなくなり、恋に落ちた。
なりふり構わず結婚したいと躍起になるぐらいだ。
そこらへんは言わずともわかるだろう?」
リヴェリア「ああ…」
ガレス「そうじゃな…発覚してすぐ、春だと騒いで酒を飲み祝ったものじゃ^^」くっくっくっ
フィン「ああ…確かにあれは有り難かったかな(くすり)
ありがとう、ガレス」
ガレス「なあに、気にせんでええわい。わしはただ酒を飲む機会を窺っておっただけよ!かっかっかっ^^」
フィン「そうだね…確かに、その節があったね^^」くすくす
リヴェリア「それはそうとそろそろ寝た方がいい。夜も更けた。休め」
フィン「ああ、そうさせてもらうよ」
ガレス「それではわしも寝るとするかのお」
「「「おやすみ」」」
そう言葉を重ねた後、ケイトの居る天幕から2人は解散して自身の寝るテントへと戻っていった。
その日の朝、オラリオ内を調査するようギルドに情報と共に報告した所…
神アレスらしき神物を見つけたそうだが、地下水道まで追い詰めたものの未だ捕まえられていないそうだ。
出口のあった場所に向かうとして完全に塞いだ、神アレスは八方塞がりの状況に近いだろう。
自陣の全てを差し向けるわけにも行かず、指揮をラウルに任せて第二軍とガレスを送り込むことにした。
ラウル「い!?;俺っすか!!?」
フィン「ああ。随分と励んでいるようだからね。
この際、経験を積んでいた方がいい。
相手は…Lv.1からLv.3でしかない。
だが、どう動くかを読み切る為に必要なものを得るはずだ。
頼むよ」
ラウル「は…はいっすっ!!!」気を付け
そうして…神アレス、ラキア王国の軍勢の主神が捕まったことを皮切りに戦争は終わりを迎える。
神アレスを戦場に連れてきて武器を突きつけるのを見えやすい場所で行い、降参を促すことで戦意を無くし、軍勢もまた鎮圧された。