第34章 休日と仕事
ケイト「みゅ?…←起きた
(ぼー)ガレスの手…おっきいねえ」にぎにぎ←ガレスの指を掴む
ガレス「がっはっはっはっ!当然じゃ!
そもそも種族が違うからのお!^^かっかっかっ」
上機嫌に笑う中、ケイトの寝床に潜り込む人がいた。
フィン「!!アイズ…?」
アイズ「落ち着かないから来た」
リヴェリア「ああ、また騒いでいるのか?」
アイズ「うん。ティオナ達も、囲まれてた」
フィン「それでここに逃げてきたというわけか」
アイズ「うん(こく)
撒くのが大変だった。
ケイトの隣で寝てもいい?」
フィン「ああ、ただし後ろから寄り添ってやってくれ。
前は僕が背中越しに抱き締める予定だからね」
アイズ「?なんで正面から抱き合わないの?」
フィン「お腹の上に足をのせてしまいそうで怖いんだ。その辺は察して欲しい」
アイズ「ん……わかった」こく
フィン「もしお腹に足を乗せてしまうようなことがあれば、子供にもケイトにも顔向けできないからね」
ガレス「普通はそこまで気にせんとは思うがのお」
フィン「万が一もない方がこちらとしては嬉しいんだ。
そこまで神経を図太くは持てない」
ガレス「よく言うわい」嘆息
リヴェリア「喧嘩の仲裁にかけてきた言葉を思い返せば、それ以上の神経のようにも思えるのだがな?」じろり
フィン「…そこは…うん、忘れてくれ」
リヴェリア/ガレス『無理じゃ/だ』
フィン「やれやれ^^;」
ガレス「正確にはケイトと過ごす内に変わったんじゃろうが」
リヴェリア「女性の扱いはそれなりにいいとしても、やはり野望の為に利用しようとしている魂胆が見え隠れしていたと言うのにな…」
フィン「見え見えだったか…まあ、確かにその節は否めないね。
正直に言うと、勇気があって人格に問題なければ誰でもよかった。
野望の手段の一つとして捉えていた節もある」
そう言葉を続ける中…アイズは既に寝入っており、ケイトと共に気持ちよさそうに寝息を立てていた。