第34章 休日と仕事
ケイト「………え?;」ぽかーん&汗
「ケイト様だ!!」『ケイト様あああ!』
「私に触れて!!」「いいや俺が先だ!!!」
ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー
ラウル「だから言ったのに…;」
あーあ;とばかりに溜息が零れる中、目の前では醜い争いが勃発し
「こうなったら早い者勝ちだアアアア!!!」
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』
全方位から我先にと天幕も何のその、大きな人波となって押し寄せる中
当のケイトはテレポートを使って一瞬で大木の裏手へと去っていった。
「いないぞ!!どこだ!!」
「草の根分けてでも探せ!!!」
リヴェリア「?一体何の騒ぎだ?;」
フィン「この情報を与えた理由は…この暴動に直結させることだろうね。
恐らく、敵陣もまた同じようなことになっているはずだ」
リヴェリア「同じようなことだと?」
「ケイト様に触れたことがあるんですか!?」ずいっ!!
アイズ「え…う、うん?」
「握手!!是非とも握手を!!//」
フィン「こうなるからさ」←アイズとそれに群がる人達を指差す
リヴェリア「そうか…」はっ!
フィン「彼等彼女等としては、少しでもお零れに預かりたいわけだ。だから…
僕達も逃げなければいけない」遠い目&嘆息
リヴェリア「…ピンチだな;」
フィン「ああ。色んな意味でね;」苦笑
「勇者はどこだあああ」
「リヴェリア様ああ」
『是非とも一献をおおお』『握手をおおおおお』
ケイトに縁のある人達には、こぞって近寄ろうとする人達が多くいた。
そうして、Lv.8,Lv.7の身体能力を生かした逃げ足はそう簡単には捕まらず…
「ケイト様ああ」
「龍神様ああ」
別の主旨に置き換わったそれは、大変な暴動へと発展していった。