第34章 休日と仕事
ラウル「ケイトさああああああん!!大好きっすよおおおおおおおお!!!」
ケイト「うん。私も好きだよー。仕事専念しようねー」かきかき←未だ書類に向き合ったまま
どどどどどどど
フィン「ラウル…人妻を狙うつもりじゃないだろうね?」ごろごろごろ真っ黒
ラウル「いいいい!!?;
ってちょっと待ってください団長!(たじたじっ)
ぎゃあああああああ!!」
フルボッコにしたのは言うまでもない。
ぼろぼろにした後は執務室へと戻っていった。
ラウル「…何で…助けてくれなかったんすかー;」がくっ
ケイト「大丈夫大丈夫、死にやしないさ。回復。
今はこの山片付けるのが先でしょ?溜まりに溜まった書類、かたさなきゃね。
そうでなきゃ負担増えるだろうし」微笑
ラウル「はあーあー…」天を仰ぐ
結局ケイトさんが見てるのは、どこまでも純粋なもので…皆の幸せだった。
ラウル「……ケイトさん」ぽつり
ケイト「んー?」
ラウル「自分は…一生、ケイトさんの味方っすからね?」
ケイト「うん。ありがとう。
私も困った時は助けるよ。守りにいくから」
ラウル「じゃあなんでさっき助けてくれなかったんすか!?;」
ケイト「そこはラウルの言葉がちょっとね^^;
あれは私でも止まんないよ。なら仕事に専念して減らすべきだと思った!」
ラウル「ケイトさん…本当にケイトさんっすね。
優しさの代名詞として形容したいぐらいっす」
その日、恋を自覚したラウルは報われないことを既に知っていた。
15時間仕事に没頭したという。
5月12日(冒険者49日目)
日付が変わった頃、改めて告白して振られて男泣きした後、ガレスと共に再び酒を飲み、護り抜くと決意。
この日を境に、行動に示し出した。