第33章 ケイト調査票
ケイト「わ、わ、わわ、わっ!;」
それを悉く全て避け続ける中、力加減をミスってか床を踏み砕いてしまった。
ケイト「しまっ」
ガシッ!!
足を床に取られたケイトを見るや、間髪入れずにアイズはケイトの左手首を右手で掴んで動けなくした。
ケイト「ぎょっ!)!!;」
アイズ「ひっく//」
さっ
フィン「待て!」
即座にケイトの前へと滑り込んだ。が
アイズ「フィン、邪魔」ぺい
左の視覚の外からの右フックで、されるがままに払われた。
ぐいっ!
アイズ「……ケイト」ぎゅうっ
それとほぼ同時にアイズは、ケイトの左腕を引っ張って抱き寄せながらその名を呼び、呟いた。
アイズ「…心配、した…とても…不安だった…
無事で…帰ってきてくれて…本当に、よかった;」ぽろぽろ
ケイト「!!!!??」
『!!!!!?』
震えながら瞑目し、抱き締めたままぽろぽろと涙を零すアイズに…ケイトは瞠目し、慌てふためいた。
ケイト「えっと、そのっ;心配かけてごめん!;」
アイズ「お願い…だからっ…;(ぐすっ)
もう…独りで行かないで;」ぼろぼろ
ケイト「!(瞠目)
(確かに…その通りだ。
私は…フィンを、皆を愛していると何度でも言う。
始祖神の人格に飲まれようとも、絶対に帰ってくると決めて…龍の力を全て解放させた)
肝心の皆には、何も告げずに…」ぼそ&ぎゅうっ
抱き返しながら、ケイトは一言呟いた。
ケイト「……約束する…次からは、絶対に言うから…」なで←アイズの後ろ頭を撫でる
アイズ「うん…(よかった(ほっ))
私も…ケイトが、大好きだよ//」にっこり&ずいっ
ケイト「へ?え?」おろ&たじっ
ちゅっ
安堵の息を漏らしながら、目を未だ涙で濡らしたままアイズは顔を見て近付け…
ケイトの唇を自らの唇を重ねて奪った。
ケイト「!!?!!!?!!!!!??」瞠目
アイズ「ケイ、ト…」がくっ
レフィーヤ「アイズさん!?;」
アイズ「くー」
抱き着いたまま動揺するケイトを跪かせた後、その膝の上に頭を乗せて眠りにつき出した。
その眠りよりも驚いたのは…実質、アイズが自身のファーストキスをケイトに捧げたことだった。
ケイト「~~~~~~~~~!!!!!????/////;」←未だ目を白黒させている&声にならない声が響き渡った