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Unlimited【ダンまち】

第33章 ケイト調査票





ティオネ「強く当たらない理由はそこね」溜息

ティオナ「…優し過ぎるのも問題だよね」苦笑

『本当に…はああっ』嘆息

嘆くように溜息を零す中、沢山のものを渡されていた。

ロキ・ファミリアの手柄としても認められているからこそだろう。


しかし…優しさだけでいられないのがこの世の常。

ケイトがそれまで直面してきただろう不条理と理不尽の嵐を想起させる言葉の数々に、各々へその重みと暗い陰りを残していた。



・性格

「周囲から見た私の性格ってどう映ってるの?」というケイトの素朴な疑問に、周囲は口々に答えた。


律儀、馬鹿、正直、純粋、素直、子供っぽい?、優し過ぎる、甘い、苦労人、達観している、考え過ぎ、気にしい、真面目、温厚、大人しい、真っ直ぐ、人畜無害、激情型?、感情豊か、熱心、義理堅い、空回り、極端、不器用、自分を追い詰め過ぎ

ティオナ「まあ…ともかく、いい人だよね」

アイズ「うん」こく

レフィーヤ「度が過ぎる所もありますけどね^^;」

ケイト「もういい!知るもんか!死んでやるううう!;墓穴掘るううう;;」
『責めてるわけじゃないから落ち着け!!;』

その後…泣きじゃくって暴走するケイトを全員で押さえ込んで止めた。


ティオネ「問題は心を開いた人にしか感情も言葉も示『せ』ないことよ(片目瞑&溜息)
ただでさえ主張が乏しいのに、勘違いを加速させる素。

それが差別にも見えて、調子に乗ってると勝手に独断と偏見で決め付けた周囲がケイトを叩き続けたんでしょう?
挙句殺してその罪も責もケイトへ擦り付ける始末だし」

フィン「それについてはいくら言った所で聞かないだろうね。
自分が正しいと凝り固まった輩に何を言おうが焼け石に水だ。

関わらないに越したことはない。
論破しようにも何かと屁理屈を付けて正当化してくるだけだろうしね」肩すくめ&諦めたように溜息

僕の胸で数分泣きじゃくった後、ケイトはようやく落ち着いた。


力を誇示しない振り翳さない、桁外れに強ぇのに弱者にいいようにやられてどうすんだ。という意見もまた寄せられた。



何かと穏便に済まそうとする節があるが、周囲は決してそうではなく。

強く出れないそれを見て、声も出せなくなるそれに対し、余計に増長したのだろうという意見が大多数を占めた。


というのが…酒の席で軽く話した内容だ。


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