第33章 ケイト調査票
リヴェリア「いかんな…こうも昂ぶってしまっては……)
こうはしていられない…
行くぞ、レフィーヤ!
レフィーヤ「え!?」びくっ!
リヴェリア「修業だ」微笑
レフィーヤ「は、はい!」頷
ティオナ「あ、じゃあ私も!」挙手
ガレス「ついてこい!
いくらでも付けてやるわ!!」ずかずか!←意気揚々
アイズ「……(皆…前に進んでいる…)
リヴェリア」
リヴェリア「?」
アイズ「私も…修業させて」
リヴェリア「ああ。わかった」微笑&頷
レフィーヤ「一緒に頑張りましょうね、アイズさん!」微笑
アイズ「うん(微笑&頷)
(私も…前に!」窓越しに晴天の空を見上げる
修業の為に鍛練場へ向かう皆の表情は…誰もが明るかった。
ガレス「精神衛生上、街の話は控えるべきじゃの」
リヴェリア「当然だ。あの様子の変化を見ただろう?」
アイズ「…嫌な思いをさせるなら、やめた方がいいと思う」
ティオナ「でも結局さー?ケイトってやり返してないんでしょ?」
レフィーヤ「そうですね。たったの1回も…
…『自分から人に関わるということ』は決してしないようにしてましたね…
長年の癖と説明されました。
もう家族なのに、1か月経つまでは他人行儀で人の都合ばかり最優先して!
いっつもいっつも人のことを気にしてばかりでしたし」ぷりぷり
リヴェリア「……ということは」
ガレス「うむ。
街の輩が自ら関わり、生みの父親からの暴言や暴力で麻痺したケイトの精神状態を顧みず『悪人』と決め付けたというわけか」
リヴェリア「結果として、街の住民を見るだけで凄まじいストレスに苛まれている。
『「彼女(ケイト)の精神衛生上、これ以上街及び街の者と関わるのはよろしくない」という理由で、『彼女と今後一切の接触及び干渉を禁ずる。関われば宣戦布告と受け取る』』と伝えたフィンの判断は正しかったな」
ティオナ「う~ん…無抵抗の動物なんていないよね。
まあいっか!
それでこそケイトで、そんなケイトだからいいんだし」微笑
レフィーヤ「そうですね」微笑
アイズ「…うん」微笑
鍛練場までの道中に語られた会話に頷く者は多々いたという…
議題:ケイトは犬と猫、どっちに似てる?
結論:ケイトはケイト。