第33章 ケイト調査票
ガレス「…十分避けられん話じゃの。
実際…あの時はどうなることかと冷や冷やしたわ!(嘆息)
凄まじいほどの力の奔流…それも、迷宮全てを一瞬で吹き飛ばさんばかりのものじゃったからのお」←908~911ページ参照
リヴェリア「ああ…事実、私達では止められなかった」
ガレス「対策を練ろうにも…フィンの言葉の方が重いだろう」
リヴェリア「ああ。
あの街から来た使者と真っ向から戦ったのは他でもない、フィンだからな。←『第6章 厄災と対策』参照
ケイトが言うには…その時(162~166ページ参照)を境に、恋に落ちたそうだ」ふふっ
ガレス「恋は人を変える、か…
確かに、どちらも大分と変わったの。
破滅と隣り合わせの道など、歩もうとする柄ではなかったというのに」
リヴェリア「やれやれ。
長年付き添っていた私達ではなく、入ったばかりのケイトがフィンの心を動かすとは…少し嫉妬してしまうな」微笑
ガレス「がっはっはっ!^^
あやつは本当に好き勝手に振る舞う小僧(パルゥム)じゃからの。致し方あるまい!」にや
フィン『僕には…俺(ディムナ)には、それだけはできない。
勇者(フィン)を否定することだけは、絶対に』
リヴェリア「ああ言って止まなかったというのにな…」微笑&瞑目
ガレス「それ以上に大切な存在ができ、それでもなお進んでいくことを決めたんじゃろうて(ふふっ)
たとえそれが…どれほどに険しい、茨の道だとしても……(遠い目、窓の外を見やる)
愛しい者が自らその道へ足を踏み入れ、懸命に負けじと進んでおるんじゃ。
沸き立つのも無理はない」
リヴェリア「ああ…私達も負けてはいられないな」うずっ&くすり
レフィーヤ「えっと…あの?;」
ティオナ&アイズ『???』
話についていけてない三人は、え?何?という想いを止められなかった。
と言っても、その日々を知らないので話についていけていないのはやむを得ないことだろう。