第33章 ケイト調査票
ティオネ「私よりもケイトがそんなに大事ですか!!?;」滝涙&ずいずいっ
フィン「だから人の話を!!;」たじっ!
ギャーギャー!!!!
アイズ「…大丈夫、かな?;」ちらっ
ティオナ「大丈夫大丈夫。フィンのことだから何とかなるって」
レフィーヤ「とってもたじたじになってる気が…;」
ティオナ「いいから次行こう?」
次に聞きに行ったのはリヴェリアだったらしい。
リヴェリア「犬か猫か?」
ティオナ「うん。リヴェリアはどっちだと思う?
今の所犬が優勢だけど…;私は猫」
リヴェリア「そうだな…場合にもよるな」
ティオナ「え?どういうこと?」
リヴェリア「嬉しくてはしゃいでいる時は犬、どういう風に動くかはやはり気分次第だろうから猫…
両方の側面を併せ持っているようにも感じるな」
ティオナ「両方か…ガレスは?」
ガレス「うーむ……わしとしては、犬じゃの(きっぱり)
どうにもあの好意丸出しな所が犬を想起させるわい。何より義に厚いしの」
ティオナ「う~~~ん;」腕組&頭捻
アイズ「どっちでもいい…私は、ありのままのケイトが好き」
レフィーヤ「!!?//告白!?//」ぼんっ!!
ガレス「動物のようなことは変わらんがの」
リヴェリア「感情豊かなのはいいことだ。
ただ…どうにも人間不信が強いようにも見えるのが難点だがな」曇り顔
ティオナ「そう?」
リヴェリア「ああ(溜息)
特に…ヒューマン相手には初対面の場合、警戒し切っている。
環境を考えれば無理もないことだが…」
ガレス「傷ましいの…
両親も姉も、育ての家族も全員…心を許せると判断した後でヒューマンに殺されとる。
それも…理解者を得て心を開いた矢先にばかり失っておった…」
レフィーヤ「それは…」
リヴェリア「加害者だけを怨めばいいという単純な問題でもない。
わざわざ加害者を罪に取り立てず、逆に被害者にあたるケイトだけは悪いことをしたと騒ぎ立てる…」
ガレス「「逆に憎しみ以外何を抱けと言うの」とも言っておったな…」
リヴェリア「元凶は全員死んだわけだが、恨みの怨嗟が断ち切れるわけでもない。
悪夢でも見てフラッシュバックでも起こせば…行き場のない感情のまま、収まりも効かず力が暴走する可能性もある。
フィンがケイトを庇い、フラッシュバックを起こした時のように…」