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Unlimited【ダンまち】

第33章 ケイト調査票





ヘファイストス「!!これは…」

ノアール『映像ならこの水晶に封じ込めてあります。
見た後で砕いて下さい。自然に塵と消えて何も残しませんので』

ヘファイストス「え…ええ。ありがとう」おずっ

数分後にやってきた神ヘファイストスへノアールは例の特殊製法を伝え、魔力ごとケイトの中へと戻った。

ドロップアイテムの持つ効果は『魔法を強化するもの』だと断定された。←1089ページ参照


よくよく見ると、パイオニアの峰にある青筋の紋様の中に『あなたを守る』という「ケイトがアレンジして作った神聖文字」が刻まれていた。



フィン「ケイト…」

ケイト「何?」

フィン「さっきから考えていたんだが…副武装は、手甲ならどうだろう?」

ケイト「手甲か…なるほど、手袋じゃないから?」

フィン「ああ…それか、棒か槍かな?」

ケイト「んー、いいと思うけど…手甲は難しいかも…蒸す感覚がどうにも…;」

椿「ふむふむ。
ならば特殊製法を教わった礼に、二つ作ろうではないか!」

ヘファイストス「!椿
椿「大丈夫じゃ、主神様。

防具をサイズに合わせてもなお素材はまだこんなにも余っておる!
普段着はそれほど凝らずサイズをただ縮めただけじゃからな。

それに鋳潰した後で実践も兼ねて魔力を込めて作れば元手は0じゃし、手甲1組程度の量ならば残りで武器一つぐらい作れる!」

ケイト「おお!!//」キラキラ&拳握

ヘファイストス「そういうことじゃないのよ…;(額に手を当て&深々嘆息)

第一、こちらの利益が大き過ぎるわ;
それに…(あの伝説の精霊王の血を受け継いでいたなんて…」

フィン「神ヘファイストス、済まないが…その件は」

ヘファイストス「ええ。わかっている(頷)
このことは、誰にも他言はしないと誓うわ」

フィン「恩に着るよ」微笑

椿&ケイト『???』

結局…手甲は椿とケイトが、武器は神ヘファイストスと椿が合作で作ることになった。


その副武装となる武器の名は…《スペス・スピア》。

ここまで来れば予測はつくだろうが…
長さは僕のフォルティア・スピアと同じ、そして黄金ではなく蒼白銀の穂先を持った『希望』の名を冠する槍、余った分の蒼い角も使って作られた『不壊属性(デュランダル)の第一等級武装』。

ベルトに取り付けた鞘の中を空間収納庫とし、5分の4程入れる気のようだ。


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