第33章 ケイト調査票
出会う前と、出会った後…
ケイトは…自らを『死ぬべきもの』だと思い込まされていた。
大切なものとなった時、必ず殺された。哀しむそれを見て、壊れていく心を見て、何度も何度も笑われた。
だからこそ…ヒューマンを憎んでいる。龍神もまた、同様に…
しかし…出会った後になって、ある程度行動を示すことが出来るようになった。
自分という人生を考え、自分とは何かを見つめるようになった。
そして答えを見つけた…私は私の道を行くと、そう断言できるほどに彼女は変わった。
とても嬉しく、諸手を上げて喜んだ。それほどに…凄惨な道のりだったから余計にだった。
僕達もまた、変わった…
彼女の人生に触れて、お人好しな人柄に触れて…毎日がより楽しく感じた。
成長が目に見えて顕著に現われ、強くなったことがより実感できた。
新米だというのに…あっという間に抜かれ、追い付き…また、追い越された。
その英雄レースに勝ちたい、負けられないと…とてもいい刺激になった。
何よりも…大切なものが見えた気がする。その意見は誰もが同じようだった…
これからさらに、どのように成長するのか…今から楽しみで仕方なく感じている。
・体重は?
ティオナ「体重は変わってないんだよね?」
ティオネ「馬鹿ね。体格自体は変わってないけど…
確かに落ちていたわよ。ベッドへ運んだ時、とっても軽かったわ」
ガレス「あの重い一撃が恋しいのお;」
フィン「妊婦になったから控えて欲しいんだけれどね、僕としては」じと目&溜息
ケイト「ふっ。安心せい!!
私の筋肉を見よ!!!」むきっ!!
そこにはボディビル並みに綺麗に割れている筋肉があった。
身体が158.6cmから119.5cmまで縮んだことで服がぶかぶかになったからこそか、即座に袖を肩まで上げてこれでもかと見せつけて。
ガレス「ほお」←息を呑んでいる
フィン「ケイト…何を?;」
ケイト「着替え、フィンのだときついでしょ?
だから未だに前の私のままのだからぶかぶかなの!
だから…いつでもこうやって見せつけれるんだああ!!
いやっふぅー!!!^^//♪」拳掲げ
ガレス「ほお…では久しぶりにやるか!!」いそいそ←ハンマー取り出し
ケイト「いいともー!!^^♪」拳掲げ
『やるな!!!』
問答無用で止めたのは言うまでもない。