第32章 破滅の狼煙
リヴェリア「完全に立場が逆転しているな;」汗
ティオナ「ケイト…ロキが、ちょっと可哀想;」
ケイト「初めて面倒を見たんだ。共に家族のように暮らしたんだ。
唯一の初めてからもらった、初めての特別なものだった。
なあ、ロキ…
ロキ「ビックゥッ!!!!!!!!)…」がたがた
ケイト「私の気持ち…『わかるよな?』」
真っ黒な表情のまま口端だけ上げ、首を傾げる…
その最後の言葉は、これまでになく低く、鋭く、念もやばい…そう……
凄まじく恐ろしさを抱かせる、冷え切ったものだった。
ロキ「……はっ……ぁ」
ケイト「二度とできないよう腕を千切るか?いや、出血多量で死ぬな。
なら腕も足も砕けばいい」
『!!!?;』ぎょっ!!
ロキ「……」かくかくっ←気絶寸前
ケイト「そう言えばあの時もそうだったよな?
わざわざ領地の近くで神々の争いを発展させて、小さな諍いが戦争になって巻き込まれるのを見て高みの見物で楽しんでたっけ。そう言えばその時ギャンブルみたいにどっちが勝つかで賭け事やってたよな?
おまけに100回ぐらい連続でやってきたこともあったな。あの時寝る間もなかったなー」
ロキ「…すみ、ませ」がたがた&号泣
ケイト「壊したあの時でも怒るか怒らないかで賭け事してたよな?遊び気分で人の大切にしてるもんに手ぇ出して笑ってたっけなあ?
うん。砕こう」
リヴェリア「はっ!)いかん!止めろ!!」
『ストップ!!落ち着いて!!;』
ロキ「すまん…ホンマに、すまんっ」ぷるぷる土下座
必死に止める最中、ロキはただただ震えて床に額を擦り付けながら号泣しており、当時の恐怖が如何ほどのものか示しているようにも見えた。
フィン「ケイト…流石にこれ以上は;」ぽんっ←肩に手を乗せる
ケイト「…言葉にならないか?」真顔&しゃがむ
ロキ「ひっ」ぶるぶる
ケイト「……ぷっ…はっはっはっはっはっはっはっ!^^
形あるものはいずれ滅ぶ。だからこそ大事にする。
それは…今はもう、わかってるようだな(なで)←ロキの頭を撫でる
殺し合いを楽しんで扇動していたお前が…変わるものだな。
済まん。試させてもらった」
ロキ「ぱあ)もう怒ってないんか!?」
ケイト「あの怒りも語りも全部本物で今もそう思ってるがな?」じろっ
ロキ「ホンマすんません!!;」どごっ!!←額を床に減り込ませる