第32章 破滅の狼煙
全身から空気に揺らぎも与えず、音もなく迸る静かな…それでありながら厳かな圧迫感…神聖な気に加え、荘厳たる在り様に…
僕達は数十秒ほど、言葉を無くした。
フィン「…これは…壮観だね」ごく
リヴェリア「ああ…これが神気というものか」
ガレス「ロキとは豪い違いじゃの」ちらっ
ロキ「……」がくぶる←ケイトへ向けて土下座中
レフィーヤ「……何でロキは平身低頭状態に?;」
『さあ?;』
ケイト「ロキ…久しいな」微笑
ロキ「ううううううウレイオス様、お許しをおおおお;;」がくがくぶるぶる
フィン「……何をやらかしたんだい?;」
ケイト「いや、それが…ロキとの時間は大半が説教と雷を落とすことだったから」
『説教!?;』
ケイト「ああ。7,8割かな?
ロキが退屈凌ぎに神同士を殺し合わせててな。
その度に雷を落とすんだが効果は今一で…
一度本気でキレて神界の屋敷ごとぶっ潰したことがある」
『!!??;』ぎょっ!!
ケイト「そもそも私が時間を共に過ごすのが多かったのはフレイヤだ。
あの時間は中々に至福だった^^//」くっくっくっ
フィン「神フレイヤとはどれぐらい一緒に?」
ケイト「?生まれた時から暇さえあればあちらからべったりだったが?」きょとん
『……;(想像通りにも程がある…;』
テロップ『結論:変わってない』
ケイト「そう言えば…あの頃は随分と好き勝手してくれたよな?ロキィ」ずいっ&睨視←歩み寄る
ロキ「ビックゥッ!!!!)ひびっ!!;」がたがたたたたたた&だらだら
テロップ『汗が滝のようだ』←ロキの外見、未だ土下座中
ケイト「初めてもらった贈り物を壊して、笑ってたっけな…
何回直しても、どれだけ直しても…その念だけは消えてくれなくってな…
なあ…もう一度壊してもいいか?」
ロキ「お許しをおおお!!!;」
ケイト「謝った程度で許されるとでも?」黒睨&首傾げ
ロキ「すんません!すんません!すんません!すんません!すんません!すんません!すんません!すんません!すんません!!すんません!!すんません!!すんません!!すんません!!すんません!!すんません!!すんません!!!;」がくがくぶるぶる
ケイト「誰が赦すか」きっぱり&真っ黒&低い声
ロキ「すんませんっしたあああ!!!!!;」
テロップ『ロキの声はもう涸れそうだ』