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Unlimited【ダンまち】

第1章 出会い





ベート「な!」

リヴェリア「おそらく…ケイトは、動きの癖を全て把握した上で攻めるタイプなのだろう。

今後二度と攻撃を受けない為に、もし受けることになろうとも最小限で済ませる為にだ」

アイズの刀を受けながら左へ右へと受け流しながら後ろへと退き続けていった。


アイズ(この人…できる!)

フィン「驚いたよ。
よもやこんな近くに、身体能力の差をそんな風に埋めるタイプがいたなんてね」うずっ

ティオナ「そういえばフィン、ケイトがここに来る前に親指が疼くって言ってたよね」

リヴェリア「あれは強くなるぞ」

ガレス「そもそも身体能力の違いから受け止めることもできんはずじゃ。
だというのに…よく戦えておるわ」

ティオネ「これだけのやり取りでも十分じゃない?

ロキ、あの子の入団認めてあげたら?」

ロキ「いや、認めるも何も入団させる気しかないで?

寧ろアイズが欲しがっとんのに、入団させんかったらどうなるかわからん。
第一、アイズが入れたがる相手なんて今までおらんかったやろ?」
『確かに』うんうん


ベート「あいつ…嘘だろ」汗

フィン「?どうした?」

ティオネ「お。ついに来た?」

ティオナ「押し返してる!」がたっ!

リヴェリア「動きに慣れてきたな」

ガレス「受け身だけは完璧じゃの」

信じられないというように、その戦いの光景を見つめていた。


最初こそアイズがガンガン押していた。

しかし、その全てを悉く防ぎ切っていた。
防御に専念し切っていたこともあって、次の手の予測にかかるまでの時間も減っていった。



フィン「ガレス、力を全力で込めている一撃は、普段の力を抜いた状態の何倍の速度だい?」

ガレス「ん?そりゃあ…半分は遅くなるの」

フィン「じゃあティオネ、力を抜いた攻撃と普段の力、どっちが速い?」

ティオネ「力を抜いた方が速いです!」

フィン「そう。彼女はそれを知っている。誰かに言われるでもなく、ね。

力を抜いた状態の最速で合わせ、剣に刀が触れたと同時に最大限の力を乗せる。
それなら最速のそれによる衝撃波と共に、最高の力が入った一撃が撃てるわけだ」


その瞬間、その意味を悟ったのか緊迫した空気に変わった。


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