第32章 破滅の狼煙
もし、もしも…魂まで魔力として食われていたら、助けられなかった。
復元でも、戻ることはなかっただろう…そのことを危惧しての判断だった。
でも…実際は魂をどうこうさせることはなくって…ブランシェ自身もまた戦っていたんだろうと、今になって思う。
だから――たとえこの記憶が飲まれたとしても…私は…何度でも言うよ。
お前(フィン)を愛しているって、心から…焦がれているって!!←1076ページ参照
ケイト「フィン…愛しています。結婚して下さい!!//」
フィン「とっくにしているけれど?」くす
ケイト「うっ//やりたいんだよ!//」
フィン「うん。僕もして欲しい^^//」にこ
ケイト「!!//」ぼんっ!
ティオナ「なんかいいなー、ああいうの」
リヴェリア「ふふっ。そうだな」微笑
フィン「とりあえず…無茶と無謀は履き違えるな」
ケイト「ちゃんと勝算はあったよ!
ただ…」
フィン「?」
ケイト「始祖神の記憶があんまりにも強烈過ぎるから――力の全てを解放させるのは嫌だなって…
それが要因で、全力で『龍の力(始祖神の力(ケイトにとっては))』を出せなかったから」
フィン「…そうか…
何を悩んでいたのかと思えば、そういうことか。
もっと早くに、僕に言って欲しかったよ」
ケイト「…ごめん;
でも…まずは、龍の力…
いや、始祖神の力と記憶に慣れようと思ったんだ」
ティオナ「だとしても相談してくればよかったのに!」
ティオネ「本当にそうよ!何で話さなかったの!?」
ケイト「いや、それ以前に私自身の記憶も曖昧になってたし;」
リヴェリア「何かあったらどうするつもりだったのだ?お腹の子供のことをもっと考えろ!」
ケイト「ぅっ;」
レフィーヤ「何で変な所で水臭いんですか!!;」
ぱぁん!!!
レフィーヤにビンタされた。
ガレス「まったくじゃ!」がつん!!
ガレスに脳天ぶっ叩かれ
アイズ「無事で本当によかった」むぎゅううう
アイズに抱き付かれた。
そのまま5時間ほど…説教が続いてしまった;
ステイタス更新してもらったのは、その説教が終わった後だった。