第32章 破滅の狼煙
何だ…?温かいものを感じる……
そんな想いと共に、意識が戻ったのを感じた。
目を開けると、何故か私は涙でぼとぼとで…
すぐそこにアイズがいて、跪いて抱き抱えてくれていて…
目を合わせた瞬間、泣きじゃくり出した。
必死に頭を撫でて宥める最中、あることに気付いた。
ケイト「思念伝達魔法の対象、全になっとる!!?;」ぎょぎょっ!!
アイズ「?ケイト?」ぐすん
ケイト「まさか全員にダイレクトに通信!!?;
いいやあああああああ!!!!!;」
フィン『今更気付いたか…^^;
やれやれ…肝心な所で抜けているね、ケイトは(くす&腕組)
僕の過去の名まで勝手に明かすし』嘆息&苦笑&瞑目
リヴェリア『本当にな…』ふふっ
ケイト「え?あれ?;通信機?;」
アイズ「入れたままにすることが条件だった」←18階層まで行くことへの条件(ギルドからは神の鏡を手渡された)
ケイト「え?(さああっ!!)←真っ青になった
ってことは…全部筒抜け!!?;」ガガーン!!
ティオナ『カッコよかったよ?
「大切な…大切な、友達なんだ!
返してもらうぞ!!」って』
ケイト「いやああああああああ!!!////;」悶
ティオネ『にや)
「ブランシェ…もう、決闘ごっこは終わりにしよう。
ここから先はごっこじゃない…ただの決闘だ!」キリッ!
随分とノリノリだったわよねえ?』にまにま
ケイト「ふぎゃあああああああっ!!////;」悶
アイズ「こくこく!)カッコよかった!//」←二度頷いている
レフィーヤ『あのー;
心配かけた応酬として返しているので、感心するのはちょっと^^;』
ベート『言った所で治んねえだろ。この馬鹿気質は』
ロキ『そこがええんや!』
ガレス『まったく…心配をかけるでないわ』
ケイト「ごめんなさい。
だから「必ず帰る」ってメモ書きを残しt
『『『『『『あれでわかるか!!』』』』』』
精霊寵愛後、意識を取り戻してから言われた言葉は…
どれも…愛しい想いを苛烈させるばかりだった――
アイズ「…ケイト…帰ろう?(微笑」立ち上がりケイトへ手を差し伸べる
ケイト「…うん^^」手を取る
私達は帰路に着く。
待っている人達の居る、大切な人の居る居場所へ――
ただし…説教が免れないのは、仕方ないことなのかな?;←それだけが悩み