第31章 穢れた精霊
『…………』
その目を疑わんばかりの表記に…絶句する外なかった。
ケイト「え?;何々?;私からは見えないんだけど;」おろおろ
フィン「……秘匿しようか」遠い目←目が屍のようだ
リヴェリア「せめて逆境時と条件が付いていればよかったのだが…;」
ガレス「これは流石に…;」
『ヤバ過ぎる!)…;』←厄介事の塊だという意
ケイト「【精霊王の加護】って何?」
ロキ「うん…あいつが親バカやって事だけ覚えとき?
流石にギルドに報告すんのもなあ?;」しどろもどろ
ケイト「んー…全部報告して登録しておかないといけないの?」
ロキ「いや、余程のレアスキルやない限りは…
というか、基本は黙っててええんやけど…「英雄譚に載ってまうから念の為に先に報告を」って体を装ってるんや」
ケイト「なるほど…」
フィン「なにも報告しなければならないという義務があるわけじゃない。
そもそも…だとすれば、僕が発現した《無詠唱》はどうなる?」←1023ページ参照
ケイト「大騒ぎだね;」即答
ティオナ「というかさ…父親は暴行罪で逮捕されなかったの?」
ケイト「まあ…躾って体を装ってたからね;
生みの父親だけは死んで欲しかった人に違いないけど;」
フィン「ああ。そこに関しては同感だ(きっぱり」
ケイト「…普通、結婚する前に挨拶するんだっけ?」
フィン「ンー…もし挨拶するとしても精霊王になるだろうね。
というより…あんな暴言だけに飽き足らずストレス発散の為に子を利用するのはね…」
ケイト「殴って蹴って外へ放り出して…」遠い目
フィン「…済まないが、君の本当の父親はヴェルフィンだと思ってさえいる」
ケイト「うん。本当に…そう思うよ」
フィン「じゃあ、精霊王は祖父だね?」
ケイト「!…(瞠目)
…(微笑)
うん!^^//」こっくり
フィン「…いずれ、挨拶に行かせてもらいたいな」
ケイト「それ以前に認めてるみたいだよ?
溺愛そのものだってさ」
フィン「ぶふっ!!///」
それを聞いた矢先、僕は耐え切れずに飲み物を吹き出した。
ピクニックのつもりが…とんだ話し合いに発展してしまった。