第31章 穢れた精霊
リヴェリア「ケイト、十字架のそれを使えるようになったのはいつだ?
ブランシェの時には出さなかった?」
ケイト「その…今日の夢で見たの^^;1時から4時45分の間に」
フィン「そして2800年ぶりに解除されて力が満ち満ちているというわけか…」
ケイト「浄化されている魔力が御飯みたいだからね。
浄化されてる『心澄んだ魔力』でないと弾かれる;と言うより受け付けない」
ガレス「つまりは持ち主の魔力を食らって生きとるというわけか?」
ケイト「そうなるね。
でも私にとっては精々30万の内の10か100ぐらいだから全然平気」
ベート「生きてやがるのに助けねえのかよ」
ケイト「いやいや、あの時助かったよ。
ほら、セイント・ジャベリンを放つ前十字架から光が出たでしょ?←514ページ参照
あの蓄えられてた魔力のお陰でより強く撃てたんだから」
『……』
ティオナ「ちょっと待って待って!;
えっと…つまりは、え?;
ケイトは精霊王の子孫で、人族(ヒューマン)の王族でゼウスの後胤で小人族(パルゥム)の王族で精霊王の森の守り人で(ぐるぐる)
多過ぎるよおおお!!!;」
ティオネ「そうね;今に始まったことじゃないけれど」
レフィーヤ「そして龍神様の娘なんですよね!?;」
アイズ「…うん;」こっくり
リヴェリア「凄まじい情報量だな」
フィン「そうだね…(ふうっ)
僕の目は狂っていなかったと自慢したい所だけれど…あまりに高貴過ぎる;(汗)
委縮してしまうぐらいにね」片目瞑&やれやれ溜息
ガレス「嬉しい誤算には違いないがな」
ベート「気にする必要もねえだろ」きっぱり
『スペックが…違い過ぎる』
ケイト「いや、構造自体は皆と同じ!!;いや、パルゥムの構造だけどもね!?;
それよりも椿のどうしよう…;
副武装の件、話してもいないし」
ロキ「安心しい。
遠征から帰った後でって話が纏まっとるわ。
明日からやからな。一日で完成するわけないやろうし」
ケイト「んー…そうだね;」
ロキ「それに今日はデートやろ?楽しまな損損!♪」
ケイト「そうだね!楽しむよ目一杯!!」ぐっ!!
日の出をバックに、ケイトはシートから食事に至るまで出した。
その後…僕達は朝御飯を食べた。
敵の正体がわかった今、やるべきことは見えてきた。
精霊王の力を借りるか?