第31章 穢れた精霊
回り込みから追い掛け合いに発展するのにそう時間はかからなかった。
最初は大木の下から顔を覗き込み、それに慌てて左側を向き、そしてまた下側に潜り込んで見やり、さらにまた左側へ、また覗き込み、また左側(以下略)というのを数十回繰り返した後
ケイトはテンパるあまり走り出し、僕はそれを追いかけた。
フィン「ケイト、会話する時は目をちゃんと合わせないとダメだろう?///」にまにま
ケイト「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿あああああ!!//わかってるくせにいい!!//」
フィン「さあ?//
なんのことかわからないなあー」棒読み
ケイト「嘘つきいいいいい!!!////;」
だきっ!!
ケイト「あ!;」
フィン「捕まえた(にや&ぐいっ)←ケイトを抱き上げる
ほら。ちゃんと話し合おうね?」くるりっ←持ち上げたまま反対側(フィンの方)へケイトの身体ごと向かせる
ケイト「やだやだもう会話しない!話さないいいいいっ!!!///」両手で顔覆い&耳まで真っ赤っ赤
フィン「ぷっ//あっはっはっはっはっはっ!^^//」
ケイト「何がおかしいんだよバカアア//;」じたばた&けりけり!
足で必死に「離せええええ///;」と攻撃してくるケイトに対し
その可愛さを前にした僕は、「本当に可愛いなあ^^//」と惚気切って笑みが止まらなかった。
抱き上げたまま少し遊んだのは止む無いことだと言わせて欲しい。
ロキ「…一応教えとくで?
ああいうのをうちら(神)では『リア充』って呼ぶんや。
で、リア充と言えばお決まりの台詞があんねん。
リア充爆発しろやあああ!!!」
ティオネ「潰したい潰したい(血眼)
けど…団長が…とっても楽しそう!!」ぎりぃっ!!!&血涙
レフィーヤ「ティオネさん!?;」
ティオナ「ティオネ怖い!;」
ガレス「まあ…あれほど心を開いとるフィンも今までに見たこともないしのお」
リヴェリア「互いに心を開ける関係というわけだ。
所で…」
ガレス「ん?」
リヴェリア「一体いつになれば話の続きができるんだ?」
ガレス「…もう少し待ってやらんとできんじゃろうな」
ベート「完全に浮かれてやがるな;」
リヴェリア「まあ仕方ないだろう。
元々ここへは遊びに来たんだ。敵の正体がわかったわけだが…」