第31章 穢れた精霊
フィン『僕の『フィアナ』になってくれて、ありがとう』←1020ページ参照
ケイト「私の『フィアナ』になってくれてありがとう!
愛してる大好き!!キスしてハグして抱き止めてえええ!!!><///♪」ハグうううっ!!
そう叫びながら、むぎゅうううっと抱き締めてきた。
ケイト「きゃあああああっ////」
…寝てない状況を想定してか、自然に見えるよう抱き締める力を強めながら、魔力を送り込んでクリエイトを行使して全快状態にしてくれた。
抜け目がないね、本当に…お陰で助かったわけだけれど(苦笑)
今後は、ああいう無茶はやめてもらいたいな(ぼそり)
ケイト「?(きょとん)
どうしたの?何の無茶?」首傾げ
フィン「…自分を犠牲にして、引き合いに出してまで…生き延びたくはない。
あんな無茶だけは…やめてくれ」
ケイト「やだ」きっぱり
フィン「!?;」
ケイト「だって…私は、そういう人だから!
どうしたって…一人分の命が複数人分の命にはならないよ」
フィン「…なら、僕と世界中の人
ケイト「フィン一択」
フィン「……言葉と合ってないんだが?^^;やれやれ;」苦笑&嘆息
ケイト「私さ、リフォームしながら一生懸命考えたんだ!
考えて考えて考え抜いて…私がしたいこと、考え、全部ちゃんと踏まえた上で決めた!!
やっぱり私の一番はフィン、ロキ・ファミリアが第一だ!!
その次は他の面識ある中でも好きな人達。私の命はそのさらに次。
不特定多数よりは、自分のことを大事に出来るようになった。
だから…無茶するなって言われて、無茶しないなんて絶対無理だ!!」真剣
『!』
ケイト「もしそれを受け入れて無茶もしないで…全力も出さないで!
それでもし死なれたら、一生後悔する。顔向けなんてできない!
だから…私は勝手に!大事な皆を優先する!!
これだけは、絶対譲れない!」
真剣な表情で、真っ直ぐに僕の双眸を見つめ返したまま告げられた言葉…
それを聞いた僕は、その成長や変化だけでなく…想いに対して喜びを禁じえず、笑みを浮かべた。