第30章 ノアール
アイズ「大丈夫だよ…
もう、昔の常識に囚われなくていいから。
ここには、そんなことを押し付ける人なんていないから(なで)
私達が、絶対にケイトを護るから」ぎゅうっ
ケイト「!!」
アイズ「もし…もしも力が足りなくても…魔力を与えるぐらいは、できるよ?
精一杯戦おう。もし及ばなくても、諦めないで戦おう?
だから……自分なんて居ない方がなんて…二度と、言わないで」
悲しい眼をしながら、彼女は語った。
ケイト「…うん…ありがとう…約束、するよ」涙目
アイズ「うん」微笑
レフィーヤ「そうですよ。私だってあの時、本当に泣いてっ…
とりあえず、あんな悲しいこと!二度と言わないで下さい!!
やっとやりたいことがやれるようになったんですから!
途中で投げ出すなんてもったいない真似、しないで下さい!!
私だって…あなたに、いなくなられると…寂しいです」涙目
ケイト「!……ははっ…そうか(ぽろっ)
私は…寂しかったんだ。
自分のせいで殺されたのが、苦しかった。悔しかった。
何より…もう、会えないから…ここじゃ、下界じゃ会えないから…寂しかったんだ;;」
レフィーヤ「だからケイトさん…私達にも、そんな想いをさせないで下さいね?」
ケイト「うん……わかった…ごめん…ごめんなっ;;」
アイズ「大丈夫。そのことで怒ってはいないから。
ちゃんと見て。街なんかじゃなくって、今ここにある私達を見て」
ケイト「うんっ;;アイズだってそうしろよな!!」
アイズ「う、うん?;」汗
ケイト「皆もね!!;」
レフィーヤ「わかってます。
ちゃんと、あなたのことわかってますから…
だから、そんな悲しいこと二度と言わないで下さいね!!?;悲しくて見てられません!;やりきれないです!!;」
ケイト「それに関しては本当にごめんなさい!!赦してね!?;」
レフィーヤ「ええ!赦しますとも!!
だから二度とやらないって約束して下さい!!」
ケイト「約束するとも!!友よおおおおお!!!;」ばっ!!←レフィーヤとアイズに抱き付きにかかる
ケイト&レフィーヤ『うわああああああああああああああああっ!!;;;』だきっ!!大泣き
アイズ「え…っと;」←抱き締められているが出遅れた
レフィーヤと抱き締め合いながら涙の叫びが響く。