第30章 ノアール
フィン「い、いや…ケイトの言うようになれば、中々に困ったことになるだろう?^^;
だから今の内に隠しておこうかと思ってね」
苦笑混じりに金庫を閉めようとした矢先、リヴェリアの手が入る!
リヴェリア「…」
フィン「!!
…どういう、つもりだい?;」
無言で妨害をしてくるリヴェリアに対し、フィンの頬を汗が伝った。
身内に知られることほど恥ずかしいことはない。
流石に隠蔽する気だったのだが…
リヴェリア「ケイトの寝顔の写真をやろう。それで読ませてはくれないだろうか?」
興味があるとばかりに、彼女は目を光らせていた。
フィン「うっ…」
ぐいっ←リヴェリアが本を引っ張る力を強めるが、フィンは手放さない
リヴェリア「まだ足りないか)
ならケイトの身に付けている下着の柄と形を教えよう」
フィン「っ!//」
ぐいっ
リヴェリア「…もう一押しか!)
わかった!
ケイトのプロポーションを教えよう!!スリーサイズもだ!」
フィン「ぴくっ!)乗った!!//」
リヴェリア「交渉成立だな!」ぐいっ←本を受け取った
意気揚々とフィンの日記(ポエム付き)を読み始める中
フィン「…一時間だけにしてくれないか?」
リヴェリア「十分だ。それまでに全て読み終える」
フィン「…広言だけはしないでくれよ?^^;」
リヴェリア「ああ…」
が、読み進められていく内…
リヴェリア「わかる、わかるぞ!//」キラン&意気揚々
フィン「うあああああああああああああああああ!//」頭抱
羞恥心からの叫びが執務室にこだました。
ガレス「何やっとるんじゃ?;」←たまたま通りがかった人
フィンは頭を両手で抱えて跪き、リヴェリアは何度も同意を示すかのようにわかると頷いていた。
ポエムの一部を口に出した上での同意に…フィンはこれまでにない恥辱を感じていたのは言うまでもない。
アイズ「なるほど…確かに、中々に来るものが…!;」ごくりっ←修業終了後
ケイト「きゃあああああっ////」←消え入りそうな声を出しつつその場で嬉しそうに悶えている人
レフィーヤ「何やってるんでしょう?;この人達;」
ティオナ「さあ?」
ティオネ「遊びじゃないの?」
一言だけ言おう。
本人達は極めて真剣である。