第30章 ノアール
ケイト「うあああああああああああああああああ!、うあああああああああああああああああ!、うあああああああああああああああああ!、うあああああああああああああああああ!、」悶
フィン「っ!」ぷるぷる←肩を震わせながら笑っている(執務室)
リヴェリア「フィン?」眉顰め
がたっ!←机に向かっていたフィンが椅子から立ち上がる
ずかずかずかずか←私室への扉へ歩み寄る
ばん!←扉を開ける
フィン「落ち着けえええ!」こぉんっ!
脳天を拳で叩かれたケイトはベッドに伏し、アイズは懸命に大丈夫?と撫でてくれていた。
それから再びフィンは執務室へ戻り、机に向かった。
が……数分も経たない内に(十数秒後)
ケイト「落ち着くなんて無理に決まってるだろう!!?;」
アイズ「何で?;」首傾
ケイト「だって例えるならあれだよ!!?
鼻歌から映画の主題歌起用、皆に囲まれた状態で暴露!
そんでもって周囲の目にさらされて称賛されて罵倒されて、いいいやあああああああああああああああ!!!///////」両手で顔覆い
フィン「っ…」ぷるぷる←笑いで震えている
がたっ
リヴェリア「フィン?;」
どたどたどたどた
ケイト「ごめん!ごめん!冷静になって!落ち着こう!
うん無理!!////」
ばんっ!
ケイト「ちょっちょっと!;」
アイズ「フィン!落ち着いて!」
ケイト「落ち着いた!落ち着かないから!」
アイズ「ケイトは黙って!;」
フィン「【魔槍よ、血を捧げし我が額を穿て!】」
ケイト「ちょっちょっ」あせあせ&あわあわ
フィン「【ヘル・フィネガス】!
いい加減!!鎮まれええええええええええええ!!!」
ケイト「ごっほおおおおおおおおおおおおああああ!!」
どっごおん!!
鳩尾にめり込んだフィンの右正拳突きは綺麗に決まり
ケイトは壁に叩きつけられて減り込み、動かなくなった。
次の瞬間、フィンは翻し、背を向けたまま扉を開けて去っていった。
ばたんっ!←扉が勢いよく閉められる
で…残されたのは……
壁に減り込んだままのケイトと、必死に壁から救出するアイズだった。