第30章 ノアール
説明しよう。
パスパレードとは…モンスターの大群がAに群がっていたとする。
そのAは向こうにいた冒険者Bを発見、そのもとへと走っていく。
横を走ってすれ違った場合、何も言われていないと状況も解らずその地点から動いていない時、モンスターの大群の標的はBへと移る!
つまりを言うと、こういうことである。
A「タッチー!」とんっ
B「え?何?」おろ←立ち止まる
『がおおおおお!!』←Bへ飛び掛かる
B「ぎゃあああああ!!!・・;」
皆さん、こういう時は急いで全力で逃げましょう。
ケイト「アイズ、パスパレードされた!助けて!;」
アイズ「え!!?」じゃきっ!!←抜剣
ケイト「いや!モンスターじゃなくって!!;」汗
ディ「がるるるるる・・」がぶがぶ
アイズ「!!?;(頭にかじりつかれてる!?;」ぎょっ!
その後の行動は無論、決まっていた。
ラウル「わなわな)だからって…何で俺の所に来るんすか!;」
ケイト「惚れてる人なら落ち着くと思って。理想のパスパレードだよね!b」ウィンク
ラウル「いや、俺の被害出てるっす!;」
ケイト「何言ってんだよ。惚れられること自体滅多にないんだから喜ぼうよ」←霊感でわかってる
ラウル「ぐさっ!)せ、正論なだけに刃がああ;
ぐふっ」がくっ!←机に突っ伏す
ケイト「仕事手伝うからさ。ディの面倒だけよろしく頼む」
ラウル「そういう問題じゃないんっすよー;」しくしく
とか言いつつ面倒を見てくれるラウルであった。
リヴェリアがアルと一緒に帰ってきたのは5時間ほど経った後のことだった。
帰ってくるまで私は仕事に専念していた。
やっぱり新入りだし、一番経歴短いし…;
あ、ちゃんと朝御飯と昼御飯は食べたよ?
でも…何でこんなにも入団希望者が多いんだろう?;
そもそも「募集しない」とロキ・ファミリアは断言しているらしいけれども。←そもそもの要因=ケイト(ミノタウロス戦での大立ち回り)