第30章 ノアール
次の日、5月4日(冒険者41日目)
アルが再訪、もとい避難しに来た。
アル「お母さん生きてた。お腹の子が、生かしてくれてた!」
ケイト「本当!?よかった!^^」
アル「うん!勉強教えて?」
ケイト「いいとも!
でも何を教えたらいいかわかんないからプロに聞いてみようかな。
リヴェリアー」
アル「何で!?;過去にまで逃げてきたのに!!?;」
やっぱり講習から逃げてきたのか…あれ、凄まじくきついもんなあ…;
が、アルがリヴェリアに一目惚れ?プロポーズ?告白!?
凄まじい勢いで歯の浮く言葉を次々に並べ、結婚して下さいと告白していた。
リヴェリア「い、いや…気持ちは嬉しいが//」たじっ
アル「過去の未知を見に行こう!!」ぎゅっ!
そのアルからの誘い言葉にリヴェリアが頷くのを見た瞬間、アルはリヴェリアの手を取って、共に時間渡航魔法で去っていった。
ディ「お兄ちゃあああああああん!!!!?・・」
それと入れ違いに怒りの形相に身を覆ったディがやってきた。
次の瞬間、アルの経緯と目論見がわかった。
未来にてリヴェリアに対し、ディを囮にしてアルが過去にまで逃げてきたのだと…;
そしてディは…怒りの発端、要因であるアルがいないとわかった直後……
私へと八つ当たりの為か飛び掛かってきた。
ケイト「はっ!!)パスパレードだああああ!!!;」
そう断末魔と共に私は走って逃げた。(正確には魔力による浮遊で光速で飛んでいった)
光速の鬼ごっこは、アイズのもとへ辿り着くまで続いた。