第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
「渡辺さんの家柄は、退魔師の家系で魔術も扱う事も出来るらしいので、私達としては是非とも彼女の力が欲しいので彼女を説得して欲しいのです。」
棗が望と美琴に呟いた。
「彼女は、現役のアイドルグループでしてどこかの事務所に所属しているのですが事務所からすればスキャンダルはどうしても避けたい事ですので事務所を通しても、相手側は拒否をしてくると思います。」
望が棗に。
「それはそうと、渡辺さん自身は自分の体に眠っている魔力の事は気が付いているのでしょうか?」
今度は、美琴がなつめに。
「私の見立てでは、彼女は気が付いていないでしょう。」
美琴の問いかけになつめが答えた。
「彼女は、時間をかけて説得するしかないじゃない?」
望が美琴に。
「その事務所に気付かれないように、渡辺さんに合って彼女を貴方達で説得をして欲しいのです。」
棗が望達に。
「けれど、私達が彼女に合う機会なんて殆どないです。」
望が棗に。
「あ、そう言えば渡辺さんが所属している事務所が私の神社でドラマの撮影の為に使わしてほしいと言ってた。」
美琴が望に。
「そうなの? では、渡辺さんと会う事があるんだ。」
望が美琴に。
「その時に彼女に事を話しておいて下さい。」
棗が美琴に。
「わかりました、一度話をしてみます。」
美琴が答えた。