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妖魔が巣くう街

第6章 本編の章 鹿島神社陥つ


時刻は5時を過ぎ、夕食の準備の時間に入ろうとしていた。
「さてと、本日最後の巡回に行きますよ。」
美琴は呟き、腰を上げ続いて望たちも立ち上がった。
境内へと足を運んだ美琴達は、境内の隅々まで見回り異変がないことを確認するや社務室へと戻って行った。
「ふう、私たちの巫女体験もこれで終わりか。」
残念そうに望が呟いた。
「渡辺さんは、どうでしたか?」
美琴が美玖に尋ねた。
「テレビで、見たことあるけれど難しそう。」
美琴の問いかけに美玖が答えた。
この後、美玖と望は巫女装束の直し方を美琴に教えられた通りに巫女装束を畳んでなおしタンスの引き出しに収めた。
「夕食はいかがいたしますか?」
美琴は望たちに尋ねた。
「あ、申し訳ないのですが私は、そろそろ・・・。」
美玖が美琴に。
「あ、ならタクシーを呼びましょうか?」
美琴が美玖に。
「あ、それには及びません・・マネージャーに連絡して起きましたので、私はそれで家に戻ります。」
美琴の問いかけに美玖が答えた。
プロオロロオオオオ・・・
美玖の携帯の着信音が鳴った。
「・・・マネージャーさんからです。」
美玖が呟いた。
「それでは、私はこれで。」
美琴達にお辞儀をしては美玖は社務室を後にした。
「望は、いいの?」
美琴が望に。
「うん、私はまだいい。」
望が答えた。
「それより、どうして渡辺さんを巫女連合庁が?」
望が、美琴に。
「それは、まだわからない・・けど行けば解ると思う。」
美琴が望の問いかけに答えた。
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