第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
「では、これから境内の掃除に入ります。」
美琴は、呟き望達は二人揃って境内へと躍り出た。
美玖と望は、美琴の指導を受け境内の掃除に掛った。
境内の掃除は、約2時間程でどうにか終了した。
「少し、遅くなったけれど召しあがって下さい。」
美琴が、桜餅を御盆に乗せて姿を現した。
「わ、おいしそう。」
望が呟いた。
「お口に合うといいのですが・・。」
美琴が呟いた。
「この後、何をするんだっけ?」
望が美琴に
「境内の掃除は、終わりましたがこれから境内の見回りをしてまだ手がいき届いていない場所がないか見回ります。」
美琴が、望の問い掛けに呟いた。
美琴達は、竹箒などを持って境内の見回りに入ったがこれといって落ち葉はなく、境内の巡回は無事に終了した。
「夕食は、何がいいですか?」
社務室に戻った美琴が望に尋ねた。
「あ、申し訳ないのですが私はそろそろ・・。」
美玖が呟いた。
「そうですか、ならタクシーでも呼びましょうか?」
美琴が美玖に。
「あ、いえマネージャさんの車で送って貰いますので。」
美玖は呟き、マネージャに電話をした。
「え? それって、どういうことですか? 私は、そのようなことに記憶がないのですが社長、それは本当なのですか?」
美玖が叫んでいた。