第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
チュンチュン・・
2羽の小鳥が
社務室の屋根で羽を休めては鳴いていた。
「ぅうーん・・・。」
美琴が、布団から体を立ちあげ唸り声をあげた。
「6時か。」
美琴が時計を見て呟いた。
本来なら、今頃は境内をお掃除している頃なのだが美琴は寝過してしまい、境内のお掃除をさぼってしまったのである。
ここのところ、台風は発生しておらずこれといって境内のお掃除を急ぐほどのものではなかったのだ。
美琴は、1日を遊戯に過ごそうとしていたのだ。
「そういえば、今日望達が来るんだった。」
美琴は呟き、おもてなしの準備に取り掛かった。
「そういえば、渡辺さんの好物ってなんでしたっけ?」
美琴は呟き、再度美玖のホームページを開いた。
「好物の場所に、和菓子って書いてないわねえ。」
美琴は美玖のプロフィールを見て呟いた。
「ブログが、更新されている。」
美琴は呟き、記事内容を見た。
「今日は、小牧神社で巫女体験だけど私に出来るかな?
なんせ、小さい時から一度はやってみたい事だったから凄く楽しみなんだけれど・・・なんか不安。」
美琴は、更新内容を読み上げた。