第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
「それは、そうだけれど本当にいいの?」
美琴が望に。
「こう見えても、彼女は人気アイドルでしょうしアイドルと言えば当然ファンも多いと思うし、マネージャは勿論だけれど渡辺さんが所属している事務所がまず黙って居ないと思うよ。」
美玖の問いかけに望は答えた。
「じゃあ、別々に別けてやる?」
美琴が望に
「うーん・・私は、渡辺さんの巫女姿見たいから一緒がいい。」
望が答えた。
「まあ、渡辺さんもプライベートだから報道陣やマスコミは大騒ぎするのは目に見えてるからどうしたらいいものか・・。」
美琴は呟きながら考え込んだ。
「ねえ、巫女連合庁の力を借りるのはどう?」
望が案を出した。
「それは、出来ないわねえ・・残念ながら・・。」
美琴が呟いた。
「わかった、渡辺さんは私が何とかしよう。」
望が呟いた。
「何とかするってどうするの?」
キョトンとした顔で美琴が呟いた。
「渡辺さんを私の家に泊って貰って明け方の5時位ここへ連れてくることにすることにするわ。」
手をぎゅっと握りしめながら望が呟いたのだが
「渡辺さんは、現役のアイドルよあんな朝早く起こしたら気の毒だと思うわ。」
美琴が呟いた。
「大丈夫よ、ああ見えても渡辺さんは朝に強い方だから。」
望が答えたのだが
「本当に、大丈夫?」
美琴が望に。
「それは、大丈夫私からメール送信しておくから。」
望が美琴の問いかけに答えた。
「そう? それじゃお願いするわ。」
美琴が呟いたのに対し望は
「うん、任せておいてよ。」
とだけ、自信満々で答えた。