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妖魔が巣くう街

第6章 本編の章 鹿島神社陥つ


ルルルルルルルル・・・
携帯の着信音が鳴り響いた。
「ハイ・・渡辺です。」
少女は、呟いた。
この少女の名は、渡辺美玖。
女性アイドルグループのメンバーの一人である。
彼女が、このメンバーに入ったのは13歳のときでありグループが結成された当時から属していたのである。
「マネージャーさん?」
美玖が呟いた。
「あ、美玖ちゃん? 仁也だけど、来週のスケジュールについて打ち合わせをしたいので事務所にきてくれないかなあ?」
マネージャーの赤坂仁也が呟いた。
「わかりました・・それでは、失礼します。」
美玖は呟き、電話を切った。
「ふう・・明日は、早起きかな?」
美玖が呟いた。
美玖は呟き、ため息をついた。
ルルルルルルルルル・・またしても、美玖の携帯が。
「はい、渡辺です。」
美玖が呟いた。
「古森望ですけれど・・」
望が・・。
「どうしたの?」
美玖が望に。
「うん、じつは渡辺さんに伝えておきたいことがあってね。」
望が美玖に。
「私に、伝いたいことって、何?」
美玖が呟く。
「渡辺さんは、妖魔の事は知ってる?」
望が美玖に訊ねた。
「妖魔? なにそれ、聞いたことないわよ。」
美玖が答えた。
「うん、この街中に妖魔が出没して次々と襲っているって噂が流れ始めているんだけれど聞いていないの?」
望が叫んだ。
「うん、そのような話しは聞いていないわよ。」
美玖望の問いかけに答えた。
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