第5章 本編の章 巫女連合庁
「妖魔の目的は、かつて自分達を封印した巫女さんや退魔師達の末裔たちに復讐することだと思います。妖魔達は、私達女性を次々と捕えては凌辱して行くことで、失われた力を取り戻して行き最終的には妖魔達を封印した退魔師達の末裔達に同じ目を合わせるのが目的だあることは十分に考えられます。」
みかるの問いかけに美琴が呟いた。
「子孫達を見つけて、次々と凌辱しては己の子供を孕ませてゆくことなのね。」
みかるが呟いた。
「今頃、街では妖魔達が溢れ次々と女性達を襲っているころでしょうけれど、今の私たちでは妖魔と戦う事が出来ても妖魔達に勝つことは出来ない・・だから、四聖性獣と契約を急がないと・・。」
美琴が呟いた。
「今すぐ行きたいけれど、許可なしで外に出る事は出来ないからまずは、棗様に許可を戴かないことにはどうしようもないです。」
俯きながら呟く美琴。
「けど、美琴1人では危険よ。」
みかるが美琴に。
「確かに、今の私だけでは危険かも知れませんが、指を銜えてじっと見てる訳にはいきません。この街を守るのは警察でも自衛隊でもありません、巫女である私達が妖魔からこの街を守るのです。」
真剣な眼差しでみかるを見つめながら美琴が呟いた。