• テキストサイズ

妖魔が巣くう街

第5章 本編の章 巫女連合庁


「棗様。」
みかるが呟いた。
「少し、古森望さんいいですか?」
棗が望に。
「はい、何でしょうか?」
と、望が呟き。
「望さんは、私の事を恨んでいますか?」
突如、棗が望に訊ねてきた。
「どうして、そのとうな事を私にするのですか?」
今度は、望が棗に訊ねた。
「それは、私が美琴さんに警察署に残り署内を探索するように命じた時に、彼女があのようになってしまい、美琴さんに合わせようとしない私にです。」
棗がつぶやいた。
「そ、それは・・。」
望は言葉を濁しながら呟いた。
棗は、望をじっと見つめていたが望は何も語らなかった。
「明日の朝には、美琴さんは目が覚めるはずです。」
しびれを切らしたのか棗は、美琴が朝には目を覚ますことを告げるや部屋を後にしては自部屋に戻って行った。
「どうして、何も言わなかったの?」
みかるが望に訊ねた。
「解ってた・・棗さんやみかるさんを恨んでも意味がないことは自分でもわかってた・・でも、私は何も出来ない・・。」
望は、涙を流しながら呟いた。
「あした、会えるんだよね・・。」
望がみかるに向かってつぶやいた。
/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp