第5章 本編の章 巫女連合庁
温泉に浸かり、みかると望は話をしていた。
「古森望・・確か、有名なコスプレイヤーの貴方がどうして巫女さんなんかになりたいと思ったの?」
みかるが望に訊ねた。
「私が、子供の頃に小牧神社に参拝した事がありまして、その時に小さい美琴をみかけたことがあってそれから、ちょくちょく小牧神社に足を運ぶようになり大きくなったら、巫女さんになるのが夢だったので巫女さんの勉強をしたんです。」
みかるの問いかけに望が答えた。
「そうなんだ、良い夢じゃない。」
望を見つめながらみかるが答えた。
「それで、みかるさんはどうして巫女さんに?」
望がみかるに同じ質問をした。
「私の家は、先祖代々巫女の家柄で倉光家の長女は必ず巫女にならないと言う家の習わしがあったからよ。」
望の問いかけに、望が答えた。
「それに、望は中学生の時からまったく変わってないわね。」
望の顔を見つめながらみかるか呟いた。
「中学生の頃? どうして、みかるさんが中学生だった頃の私をご存知なので・・・中学生の頃あった記憶ないのですが・・・。」
頬を指で掻きながら望が呟いた。
「そう? それじゃ、これはどう?」
呟いたみかるは、後ろ髪をポニーテールにして何処から出して来たのか解らないが眼鏡を掛けて振り向いた。
「古森さん、これ覚えてる?」
みかるは、呟いた。
「く、倉光さん・・もしかして、倉光みかるさんなの?」
驚いた、かおで望がつぶやいた。
「やっと、気付いてくれたわね・・・古森さん」
呆れた顔でみかるが呟いた。
「まったく、わからなかった・・あの時に倉光さんはそのようなヘアスタイルに眼鏡掛けてたから・・。」
俯きながら望が呟いた。
「倉光みかるで、私は気付くとおもってたわよ・・。」
みかるが呟いた。
「あ、でも同姓同名って言うのがあるから・・・。」
望が呟いた。