第5章 本編の章 巫女連合庁
「今度こそ、勝ちます。」
望は、剣を構えた。
「気合いだけは、大したものね・・・・でも」
望は、掛け声を上げるやみかるに突進して行った。
「貴方のそのパターンは、身切ってるわ。」
望は呟き、体を右に移動させては望に向かって剣を振り下ろしたが
「なっ。」
みかるは、声を上げた。
望は、みかるが右に体を動かしたと同時に自分も右に体を動かしており同時に剣を振り下ろしみかるの剣を弾き飛ばした。
弾き飛ばされたみかるの剣は、みかるの後ろに突き刺さった。
「私の負けね、こんな短時間で私を打ち負かすなんてね。」
みかるは、ほほ笑みながら呟いた。
「いえ、みかるさんのおかげです。」
望が呟いた。
「だけど、一度勝てたからと言って調子に乗ったら駄目よ。」
みかるが呟いた。
「そういえば、美琴はどうなったのですか?」
心配そうに望がみかるに訊ねた。
「今は、秘薬を飲んで寝ているハズだから、起こさないようにね。」
みかる一語の釘が望に刺さった。
「そうですか、美琴は寝ているのですか。」
望は、少し残念そうな顔をしながら呟いた。
「私達は、汗を流し体を清めわよ。」
みかるは呟き、望と一緒に温泉へと足を運んだ。
温泉は、修行場の裏庭にあり温泉へは修行場を出て廊下を歩いた場所から脱衣所に入る事が出来るのだ。