第3章 本編の章 王女来日
「お待ち下され、巫女殿。」
美琴の後ろから、フォルン王女の声がした。
フォルンは、ファナの前に立った。
「ここは、私に免じて剣を収めては戴きたい。」
ファルンが美琴にそう呟いた。
「解りました。」
美琴は、呟いては剣を収めた。
このスキにファナは、美琴に向かって魔術を発動させようとしたがフォルンによって止められた。
「おやおや、美琴ちゃん・・今日もいいお天気ですねえ。」
老夫婦が、美琴に声を掛けた。
「そんな、私はそんな事ないですよ。」
美琴は、老夫婦に呟いた。
「孫の、嫁に来て欲しい物だねえ・・・。」
と、老夫婦が美琴に。
「だから、私はまだ学生・・。」
美琴が呟いた。
「ふうん・・あれが、「巫女さん」なんだ。
ファナが、呟いた。
「ええ、この日本で人気のある存在の一つよ。」
フォルンがファナに呟いた。
「メイドと言うのが、あるけど日本にはない。」
ファナは、呟いたが。
「メイドは、日本にもたくさんいるわよ。」
フォルンが反論した。
美琴は、境内の落ち葉を箒で掃いていた。
「私も着てみようかな・・巫女装束を・・・」
フォルンは、境内を掃除している美琴を見ては呟いた。
「ひ、姫様・・なんてことを申されるのですか?」
慌てぶりしぐさでアイリスが呟いた。