第8章 妖魔滅亡 巫女達のその後
「フォルン王女が、ここを訪れたのは何時ごろですか?」
美琴が執事に訊ねた。
「それは、2日前です。」
執事が答えた。
「私達が、霊峰山に居た時か。」
望が呟いた。
「それで、あれからフォルン王女からの連絡はありましたか?」
美琴が訊ねた。
「いいえ、私の考えではもう姫様は・・・。」
俯きながら執事は呟いた。
「ねえ、そのフォルン王女様を助けに行けないの?」
望が呟いた。
「助けに行きたいけど、今の私達では足手まといでしかないわ。」
美琴が呟いた。
「じゃ、どうするの?」
望が美琴に噛みついた。
「私達が今、やることは四性獣達の力を使いこなせるように、する事が先決よ聖堂へは、私と四性獣達で行くから、望達は一刻も早く四性獣達の力を使えるようにして、その力を自分の物にする事を優先して。」
美琴が望達に向かって呟いた。
「一人で、行くつもりですか?」
棗が美琴に。
「はい、望の言う通りフォルン王女を助けなければ、フォルン王女の御命はともかくフィンランド国は大変な事になります。」
棗の問いかけに美琴が答えた。
「美琴、あの執事が言ってた、もう姫様はもうってどういう事?」
棗が美琴に訊ねた。
「フォルン王女は、もう以前のような王女ではなく、妖魔に調教され快楽を喜ぶだけの性奴隷になってしまった事です。」
棗の問いかけに美琴が呟いた。
「棗様は、望達を率いて後で聖堂へ来て下さい。」
美琴は、棗に呟くや小牧神社を後にした。
その頃、聖堂では
「ぁあああん・・・き、気持ちいい・・。」
アイリスが喘いだ。
アイリスの膣を無数の触手が、掻き回していた。
アイリスのお腹は、大きく腫れ上がっていた。
アイリスが、妖魔の子を身籠り出産の時期に来ていた。
聖堂では、フォルンやファナにサリアの他に婦警やOLなども快楽の宴を催し、妖魔の子供を妊娠していた。
「わ、私は・・気持ち良いのが好き・・もう国なんてどうでもいいわ」
ファナが頬笑みながら呟いた。
完全に理性を失ったファナは、ただ快楽に溺れていた。
「ギヒャアアアアッ!!」
一匹の妖魔が断末魔を上げ絶命した。
絶命した、妖魔は身体ごと一刀両断されていた。
聖堂の入口では、無数の妖魔の死骸が無数に転がっていた。
転がる妖魔の死骸の傍には、一人の巫女が剣を携えていた。
その巫女とは、小牧美琴である。